独占欲の強い彼,, 【Mizuki.I】 (ページ5)

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「はぁ、やっと終わったー」

ミカ「いやいや、まだ1時間目だし、笑」

するとミカがトントンと私の肩を叩いて廊下の方を指さした。

すると...
いつもの通り、瑞稀はいる。

でも今日は違う、

瑞稀が隣のクラスの橋本くんの事を壁ドンしている。

「え、なにしてんの瑞稀、」

私とミカは耳をすませて2人の会話を聞いていた。

瑞稀「おい、何見てんだよ、」

涼「い、いや...」

瑞稀「さっきからずっとAの事見てるよな...」

瑞稀の声はどんどん低くなっていく。

涼「すっすみません...」

瑞稀「謝って済むと思ってん((ちょ、瑞稀！

すると瑞稀が私の方を見た。

「瑞稀、何やってるの？その子後輩でしょ？優しくしないと」

すると橋本くんが私の顔を見て、ハッとした顔をする。

瑞稀「だってさっきお前のことずっと見てたんだぜ？」

「そんなの、ほんとに橋本くんが私の事を見てたなんてその人にしかわかんないじゃん、」

瑞稀「いいから、判断するのは俺。」

「...」

そこでチャイムが鳴った。

瑞稀はもう一度私の事をチラ見して自分の教室に行った。

瑞稀が歩いている周りの人はとても怯えている。

ほかのクラスの皆が私の事を見て見下すような目で睨んでくる。

「...」

ミカ「A、座ろ？チャイム鳴ったよ？」

「う、うん...」

すると橋本くんは自分の教室に走って戻って行った。