▼幸せの共有 ページ25
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A「..わあっ...。
真っ赤なハート。」
キラキラと、光の粒がハートを型取り
落ちていく姿まで
しっかりと、この目に焼き付ける。
黒尾「あれ、これ見れた恋人は
永遠に幸せになれるんだっけ？」
A「..！？..ぁ、そう言ってましたよね//
...やったぁ！///」
咄嗟にグッと小さくガッツポーズをすると
お腹を押さえながら、先輩に笑われた。
黒尾「くっ、..あーぁ。
可愛いー。...俺、最高に幸せだわ。」
A「わ、私も！
...世界一、幸せです///」
２人で顔を見合わせながら
目が合って、また笑う。
花火がクライマックスを迎え、
最後の大きな花火が
空高く打ち上がる。
輝きの一粒が、空に溶けきるまで
私達は、ずっと夜空を眺めていた。
黒尾「..よしっ。
じゃあ、ゆっくり木兎たちの所戻るか。」
余韻に浸りながらも
そう言って、当たり前に差し伸べられる
先輩の手。
握りたくても、握れなかった手が
今、此処にある。
黒尾「..なーに、不安になってんの？」
A「...い、いえ//
なんか、本当に夢みたいだなぁって。」
どうして、先輩は
いつもいつも
私の気持ちを簡単に見破ってしまうんだろう。
黒尾「明日、夜久達に報告だなー。
山本、リエーフ辺りには泣かれるな、絶対。」
そう言い、苦笑しながら
先輩の方から、自然に手を握ってくれる。
A「えっ、...みんなの前で言っちゃうんですか？//」
黒尾「だって、Aはもう俺のだし？
..気付いて無いとは思うけど、
バレー部ほぼ全員、Aのこと好きだから。」
そう、先輩の口から並べられた言葉は
耳を疑うようなものばかりで。
A「！？...冗談やめてください//」
黒尾「あー･･･、うん。やっぱり？」
A「...？」
首を傾げる私を横目に
少し困った様に頬を掻く先輩。
黒尾「..冗談とかじゃなくて、みんなAのこと好きなのは本当。
それに、今日一緒に来てる奴等も多分全員そうだし？
...だから、夢みたいなのは俺の方。
もっと、自分が可愛いってこと自覚してくんなきゃ
黒尾さん不安だなー。」
そう言って、握っていた私の手の甲に
キスをする。
A「...っ///」
不意打ちの行動に
私の顔は、また熱を帯びる。
黒尾「ぶはっ、...真っ赤。
ほら、行くぞ。」
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R.(プロフ) - ののさん» のの様、申し訳ございません>_<せっかく温かいコメントを下さっておりましたのに、お知らせ機能なのか上手く届いておらず只今確認致しました、本当に申し訳ありません。コメント、嬉しい限りです(*^^*)これからも精進して参りますので、どうぞ宜しくお願い致します！ (2017年6月18日 23時) (
レス) id: b10f92c2d5 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 文章が凄く綺麗でいつも更新楽しみにしてました！番外編も楽しみです…！ (2016年10月15日 10時) (レス) id: 578eba3082 (このIDを非表示/違反報告)
R.(プロフ) - 梟大好きペンギンさん» 梟大好きペンギン様＊コメントありがとうございます!初めてのコメントを頂けて、私の方が感動です!ありがとうございます!!正直、見てくださる方が本当に面白いのか不安でしたが、本当に励みになりました(*^_^*)これからの更新も頑張りますので、宜しくお願い致します☆ (2016年9月3日 14時) (レス) id: 80d842a71d (このIDを非表示/違反報告)
梟大好きペンギン - 赤葦の告白で泣いてしまいました。これからどうなっていくか楽しみです。更新頑張ってください！！ (2016年9月2日 21時) (レス) id: f66e7e3250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R. | 作成日時：2016年8月15日 9時
