▼苦手分野 ページ3
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A「だから、私は音駒高校に行こうって決めたの。
いつも完璧な京治と対等に..は無理だけど
..肩くらいは、並べられる様に。
新しい友達が出来たら、私の自慢の幼馴染なんだよって。
胸を張って言いたかったから。」
自分１人でも、歩いて行けるように。
その勇気をくれたのは、京治だと私は思ってる。
A「本当は、自分で決めたことなのに
心が折れそうになったこともあったんだ。」
そう言い、少し恥ずかしくなって苦く笑うと
赤葦「..そこで、黒尾さんだったんだね。」
と京治が苦笑し、続けた。
今までは京治が居てくれたから
１人にはならなかったし、気付けば友達だって出来ていた。
でも、入学して初めて
自分で声をかけたり、友達を作ったりすることが
得意では無いことを知った。
そんな時
バレー部のマネージャーとして
入部したばかりの私を気遣ってくれたのが
黒尾先輩だった。
黒尾「俺にも幼馴染いるんだよね。
そ、研磨。確かAと同じクラスだよな？」
A「はい!..でも、まだあまり話したことが無くて。」
黒尾「あー大丈夫、あいつ基本無口だから。
..おーい、研磨ァ。」
孤爪「..なに、クロ。」
黒尾「今日からお前らは部活の仲間で、友達な！」
ポン、と孤爪くんの背中を押す黒尾先輩は
何だか私達より、楽しそうな雰囲気だった。
孤爪「..クロ、そうゆうのやめなよ。
...もう俺等、高校生なんだけど。」
黒尾「ついこないだまで中学生だったじゃねーか。
ほら、いいから握手ー。」
孤爪「..自分だって１つしか変わらないじゃん。」
A「..ぷ、あははっ!」
２人のやり取りが面白くて
黒尾先輩がせっかく用意してくれた場で
私は思わず笑ってしまった。
A「..すみません、２人見てたら楽しくて。
えっと、孤爪くん。これから宜しくね。」
そういって差し出した私の手
孤爪「..研磨でいいよ。
宜しくね、A。」
軽く握り返してくれた手は
少し温かかった。
黒尾「良かったなー、友達１人ゲット！」
A「ふふ。先輩、ありがとうございます。」
黒尾「..かーわいー、Aちゃん。
そんな笑ってる顔、今日初めて見た。
これから毎日、笑顔になる日が増えるといいな。」
そう言い、笑顔でくしゃっと私の頭を撫でた先輩に
私の胸が小さく
音を立てた。
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R.(プロフ) - ののさん» のの様、申し訳ございません>_<せっかく温かいコメントを下さっておりましたのに、お知らせ機能なのか上手く届いておらず只今確認致しました、本当に申し訳ありません。コメント、嬉しい限りです(*^^*)これからも精進して参りますので、どうぞ宜しくお願い致します！ (2017年6月18日 23時) (
レス) id: b10f92c2d5 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 文章が凄く綺麗でいつも更新楽しみにしてました！番外編も楽しみです…！ (2016年10月15日 10時) (レス) id: 578eba3082 (このIDを非表示/違反報告)
R.(プロフ) - 梟大好きペンギンさん» 梟大好きペンギン様＊コメントありがとうございます!初めてのコメントを頂けて、私の方が感動です!ありがとうございます!!正直、見てくださる方が本当に面白いのか不安でしたが、本当に励みになりました(*^_^*)これからの更新も頑張りますので、宜しくお願い致します☆ (2016年9月3日 14時) (レス) id: 80d842a71d (このIDを非表示/違反報告)
梟大好きペンギン - 赤葦の告白で泣いてしまいました。これからどうなっていくか楽しみです。更新頑張ってください！！ (2016年9月2日 21時) (レス) id: f66e7e3250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R. | 作成日時：2016年8月15日 9時
