最弱個性で飛び跳ねる！ (ページ8)

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マリ〇ーとお父さんページ8

あれから数年……小学2年生☆

電気くんとマブダチになって幸せ絶好調のAです！あの日以来懐かれて、もう周りからニコイチと言われているからね☆

そんな私ですがよくアウトドアだと思われているけどインドアでもあるんだよ！

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『ブーン！ブーーーン！』

父｢おっ。早いな(笑)｣

現在プロゲーマーである父にマリ〇ーで勝負中！私が(ワガママ言って)クッ〇、お父さんがド〇キーで結構白熱しています！！

『キターー！！赤甲羅！喰らえ！！』

ドン！

父｢うわぁ〜やられた！Aはマリ〇ー上手いねー！｣

『フッハハハ！！！やっぱり悪は最強！！悪こそ原点！猿など私の前では無駄無駄！！』

ゲームで気分が上がって気がつけばそんなことを口に出してしまっていた。けれど、それは後から失言だと気づいた。

『あっ……』

ヒーロー社会のこの世界では例えゲームでも悪を褒めることは決して良いとはしない。クラスメイトの子もゲームで似たようなことを言ったら親に｢そういうことは言ってはいけません。悪はヴィランは悪いヤツなんだから｣と言われたらしい。

私は悪が好きだ。ヴィラン連合もステインも死穢八斎會もAFOさえも全員好きなのだ

否定してほしくない。好きな人を拒絶しないで欲しい。彼らは私なのだ。自由を求める彼らに私は感情移入しすぎてしまっているから否定してほしくない。私を否定しないで…………

父｢ふふっ。そうだな！悪は最強！クッ〇である俺は最強だし悪の原初と言われているスライム個性の母さんも最強！そしてその娘のお前も最強！俺らは最強家族だー！｣

『うわぁ？！』

お父さんはいきなりそんなことを言ったかと思うとゲームそっちのけで私のことを抱き上げた。

『亀岡……怒らないの？』

父｢亀岡じゃなくてパパな。別に怒らないよ｣

父｢Aは悪のことが好きなことにも理由があるんだろう？Aは優しい子だからな〜。悪になってもいいが困ったことがあったら俺でも母さんでもいいから相談しろよ？｣

『……なるほどお母さんはこういうところに惚れたのか』

父｢？なんのこと｣

母｢ふふっ罪な人よね〜｣

『うん。家のお父さんは罪な男だね』

父｢あ！今お父さんと呼んでくれた！！ヤッター！！反抗期が終わった！！｣

この日私は2人を"前世の両親の代わり"ではなく、もう1つの家族だと認識した。