最弱個性で飛び跳ねる！ (ページ12)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:530 hit

今の私は人間だよ！！！ページ12

チャオス！師匠にフルボッコにされながらも､何とかへばり付いて鍛え始めているAだよ！

師匠と主に行っているのは主人公のように走り込みとか体力を鍛えるんじゃなく、護身術や剣術についてとかの戦闘の仕方を教えてもらっているよ！
個性が最弱でも体は関係ないからね！バスケ倶楽部の若手のエースとは私のことよ！

まぁそんな私にも苦手なものがあるんだよね……
もし怖い物は何？って聞かれたら師匠と悩んで
"ヤツ"の名前を出すだろう……

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

私の通う小学校の体育館の裏には
実はちょっとした通り道がある。大人は通れないぐらいの狭さで帰りの時間になるとよく電気と一緒に見に行っていた。

｢にゃーにゃー｣｢みゃあご〜｣｢ﾌﾝｽ……。｣

『可愛すぎる……猫派の人が増えるのも納得だね』

電気｢コイツら人懐っこいから余計可愛く見えるな！｣

狭い通り道で少し薄暗い場所だけど猫にとってはそこは丁度いい気温なのか多くの猫たちがいて、それでいて人懐っこいところもあり猫カフェに来ているような気分になる。

電気｢あ、俺明日委員会あるから此処に来るの遅れるから｣

『んっ了解！めちゃくちゃ撫で回して待ってるね！』

電気｢やりすぎんなよ〜(笑)｣

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

次の日

｢にゃー｣｢みゃあご｣｢……ｚｚ｣

『ヾ(´∀｀*)ﾖｼﾖｼ』

猫ちゃん可愛い〜煮干しあげたい！！！
でも学校だから持っていくのだめなんだよね〜
あーーーー！！！餌付けしたい！

そう思っていたら……

指先から刺身が出てきた。

『ファッ？！？！え、ゆ、指から刺身？な、なんで？』

新しい個性？いやコレもしかしてコイキングの刺身か？！え、新しい技これなの？もっとこう攻撃系の技が欲しいんだけど……

｢にゃあ〜｣

『……食べる？』

刺身を猫に向けてみれば最初は匂いを嗅いで危険なものじゃない食べ物と確認して口に入れる。

｢( '༥' )ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"!!!｣

『気に入ったようで良かったﾆｺﾆｺ』

｢みゃあごぉ！｣｢……ｷﾞﾗｷﾞﾗ！｣

『ハッ！ちょ、ちょっと落ち着こうか？私は人間であって魚じゃないよ？そんなジリジリと獲物を見る目で見ないでくれないかな？！？！』

｢｢｢シャー！！！！！｣｣｣

この日私は猫が苦手になりました。