最弱個性で飛び跳ねる！ (ページ11)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:532 hit

ヒーローは好きになれないsiten？？ページ11

ある日のことだった。
俺はとある活動をするためヒーローの情報を集めていた。気まぐれで釣りスポット？に来てみたが、老人が数人いるだけだった。

｢おっ。新入りさんか。飴ちゃんいるかい？｣

｢若い子がここに来るなんて珍しいねぇ〜ここに来る若い子と言えばAちゃんしかいなかったからなぁ｣

俺は老人達にヒーローについての話や最近の世の中について聞いてみた。やはり他と同じ意見で
｢ヒーローは頑張っているねぇ｣｢ヒーローのおかげで俺達は生きていけている｣だの言っていた。

違う。ヒーローなんてオールマイト以外必要ない。
どいつもこいつも偽物だ。偽善者だ。

俺はふと奥にいた少女に気がついた。

｢あの子のことが気になるのかい？Aちゃんっていってね、いつも魚を5匹釣ったらストレスなのか愚痴をはいているんだよ｣

｢なんか疲れているようでね〜おじさん達には分かんないがヒーローに不満があるらしいんだわ｣

ここの老人達口軽くないか？
見ず知らずの俺に子供の個人情報を教えるか？

……だが気になる情報を聞けた。
普通の子供ならば｢ヒーロー！ヒーロー！｣で騒ぐガキ共だが老人達によると少女はヒーローに不満があると言っていた……話を聞くに値するな。

俺はゆっくりと少女のところへ行く
近くに行くごとに何やらボソボソと言っていた言葉が聞こえてきた。

彩寂｢聖職的なヒーローになるなら自己犠牲ぐらいしてもらわないと……やばっ私ステインの考えになっている。まぁ仕方ないよね。ヒーローよりも未来のために行動しているステインの方がヒーローだもん｣

は？コイツ……ステインのファンだったのか？しかも俺の考えと似ている…俺のように偽物には興味がないという言動に思わず顔がニヤけそうになる。

見つけた

彩寂｢ヒーローはやっぱ力だよね(苦笑)頑張らないと……｣

『おいお前』

俺と同じ考えであるお前に
もし俺に何かあった時の保険として
お前に俺の持ちうる全てを教えてやろう。

『お前、俺の弟子にならないか？』

名前は教えることはせず師匠と呼ぶように言うこと近くの空き地で鍛えてやることを言うと少女……彩寂は嬉しそうに首を縦に振る。

コイツも警戒心はないのか？そこんところも鍛えないといけないな

この "赤黒血染" もとい

"ステイン"の意思を継ぐ者を育てるためにも