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9話 ☆ ページ10

無事にリアマ王国の兵士が撤退したことで三人で国へ帰れることとなった。

「そういや、ゾムはなんの任務頼まれたん?」

「あー。これシャオロンに言ってええんかな。まあええか。」

ゾムに今回課せられた任務、それはリアマ王国にあるAとイツキの情報を盗んでくること。
Aは拾われた夜、一人でグルッペンの元へ行き、自らその苦しい幼少期の記憶を語ったのだ。

まだ、あまり詳しくは話せないと言っていたが、彼女は一言。

『リアマ王国に残っている私とイツキの情報を盗んできてほしい、あんな国にいたことすら消してほしい。』

そう話していたというのだ。

本人曰く、彼女が齢5つになったころ、堪え切れられなくなった兄妹は国から逃げ出した。
国にとって最もと言っていいほど重要だった兄妹二人は指名手配、
自らの思い道理にいかなかったことから国王は政権から退いた。
それによって起きたアンディ地方の一揆、火力を用いた戦いが起こした焼け焦げ落ちた痕。

その話を聞いていたグルッペンは不思議に思った。

彼女たちは何か自分たちには到底背負いきれないような何かを背負っているのではないかと。

そう察したグルッペンは問いかけた。

「いつか、本当のことを教えてくれるか?」

沈黙が流れる。かつてない冷静さで問いかけられたその答えは

『機会があったら、喜んで。』

そう答え、静かに部屋を出て行ったらしい。

その後、オスマン、トントン、エーミールの四人で話し合ったときエーミールの口から出てきたのは

「あの国は兵士の戦闘力が普通よりも強い、行くならばゾムさんでないと。」

という話が出たためだったのだ。

「で、結局盗んでこれたん?」

シッマはゾムに聞いた。

「盗んでこれたんはこれたんやけど・・・・


ちょっとあってな・・・・。

多分これ、ぺ神に見せた方がいいやつなんや・・・・。」

浮かない表情で答えたゾムに若干の違和感を感じつつ、シッマとシャオロンは要塞の中へ入っていった。


_______________

はい、えっとね、文字数(笑)
盛り込みすぎたし、このリアマ王国の話は葵に話してないし。
怒られるわこれ(笑)

ちょっと姉弟の過去をちらっと出しました。
過去編は俺が中心的に書くかなぁ・・・・。

そして、謎が皇太子の発言・・・・!

楽しみにしておいてください!

では次回もお楽しみに!

お気に入り&評価ありがとうございます!

麻倉でした!

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麻倉詩悠(プロフ) - ちささん» ソウデスネ。 (2018年8月20日 19時) (レス) id: a040d2aa31 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - リリカちゃんマジかわいい (2018年8月20日 18時) (レス) id: 66b8654969 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ちささん» ありがとうございます! (2018年8月8日 10時) (レス) id: edd37ea5f2 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 応援してます!更新頑張って下さい。 (2018年8月8日 9時) (レス) id: 9ec0272e47 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ちささん» メモ怖いねんけどwww (2018年7月3日 23時) (レス) id: edd37ea5f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麻倉葵 x他2人 | 作成日時:2018年6月24日 9時

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