No.14 過去編〜ドウside〜 ページ16
初めて村雨 ハネを見たときの印象は
うぉ、美人だな、って思った
スカウトなんてされて入ってきた子なんだ、
才能にたくさん恵まれてるだろう
そう思ってた
でも現実は
村雨 ハネは怒られてばかりである
音程もリズム感も控えめに言えば苦手みたい
声は綺麗だけど、ダンスは苦手みたい
なんで、こんな子が？
顔か？
そんな風に思ってた翌日
先生「この厚底ブーツで歩いてもらいます！」
いや、こんなんあるけるわけなくね？
各々自分で厚さを選び、履いていく
10センチでもきついな、
ドウ「テヒョナ〜履けたー？」
TH「俺、倒れそうなんだけど」
子鹿のようにプルプルしてるテヒョナ
ヌナ達もきつそう
こんなの履ける奴なんていない
そう思ったとき
カツ、、カツ、、
鳴り響くヒールの音
先生「ハネさんだけ？25センチを履いて歩けたのは」
目を疑った
だって、あの村雨 ハネが平然と25センチの厚底ブーツを履きこなしているのだ
ドウ「なんで、、履けるの？」
思わず出た言葉
ハネ「あぁ、、わたし元々俳優志望で、専門学校に通っていたんです。
その時にこういう授業がよくあって、、、
授業の時は最大で40センチ履いたので、笑」
なるほど
ドウ「じゃあ、村雨さんってすごいんだね！」
そう言うと、村雨 ハネは顔をギョッとさせて
ハネ「村雨さんなんてやめてください、、！
呼び捨てで構いませんよ」
ふわっと笑う彼女を見て
なんだ、気構える必要なかったんだ、
そう思えた
ねえ、村雨 ハネさん
俺たち、良い仲間になれそうだね
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作者名：Hannna | 作成日時：2021年8月28日 19時
