溺愛最年長 2 【NCT】 (ページ27)

今日:54 hit、昨日:130 hit、合計:45,978 hit

・　JM ページ27

Aヒョンが烏龍茶らしきものを喉に流しこんだのを見た。
見たんだけどその中身がウーロンハイなのに気付いたのはヒョンが一気に飲み干したあとで。

「あ、Aヒョン終わった」

自然と口から溢れた言葉を聞いて隣にいるチソンイがこちらを見る。顎でAヒョンの方を向くように促してやると空になったグラスを見て察してくれたらしい。はあ、なんて溜息を付きながら頭を抱えていた。

まあそんな飲んですぐ酔いがまわる訳じゃないから最初の方はまだ普通に喋ってたんだけどどんどんと口調がふわふわしてきたり顔が赤くなったり、頭がぐらぐら揺れたりして隣のロンジュニの肩にもたれかかってるAヒョン。ロンジュニ潰れない？

『ろんじゅな、』

俺のテーブルを挟んで目の前で元々低めの声のヒョンが弱気な声でロンジュニを呼びながら見つめている。へチャニのときはあんなにすぐ吹っ飛ばすのにヒョンのときはなーんも逃げたりしないんだからロンジュニも分かりやすいね。

「なに、ヒョン」

『んー、だいすきだよ』

日本人じゃない俺たちでも分かる日本語をロンジュニに向かって笑顔でそう言うと酔ってる中でも恥ずかしさはあるのか下を向いてロンジュニの手をすりすりとさするヒョン。

あー、なんで俺今日ヒョンの隣じゃなかったんだろ、なんて思いながら周りをみると全員ヒョンの方を見てて、あのへチャニでさえ口を開けてぼー、とその状況をみていた。

『…なに、みんな！何見てるの！』

静かになった状況をおかしいと思ったヒョンが俺たちの方を見ながらそう言うと反対側にいたマクヒョンがにこにこ笑いながらAヒョンのことを横から強く抱き締めるし。

Aヒョンのこと、超好きなのになー、俺。

酔ってていいから俺にもポッポぐらいしてくんないかな。