溺愛最年長 2 【NCT】 (ページ22)

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・　MK ページ22

今日は公演が無いとはいえ、前日までの疲れはやっぱり溜まるもので昨日も知らない間に意識を飛ばしてた。朝起きて時間を確認しがてら携帯を触るとAの名前が通知にあった。

寝ぼけ眼だった目を凝らして見ると、送信を取り消しましたの表示があって、俺の心は一言で言うと、混乱した。

俺が寝た後にAが送ったんだ。でもなんで取り消し？誰かと間違えて送った？でもAには俺らの他に連絡先交換してる人なんてそんなにいないだろうし。まあそれは俺たちのせいかもしれないけど。

「マクヒョン！出かけよう！通訳よろしく！」

「Aヒョンにそろそろ写真送っちゃうもんね〜」

ホテルの部屋の扉をデカい音を立てながら開けて開口一番にそう言うへチャニの言葉を聞いて、へチャニより俺が先にAと話してやる、なんてとんでもなく大人気ない競争心が芽生えた。

どうせなら文字じゃなく、声を聞きたい。高すぎず、低すぎない、耳にスっと入ってくる声。電話の声は本人の本当の声じゃない、なんて言うけどそんな細かい事はどうでもよくて。

昨日何送ったの？急用だった？なんで取り消したの？別に俺じゃなくても良かった用事？

てか、今までなんでずっと連絡くれなかったの？

、、、俺は早く会いたいよ。Aは？

いつもはAの話す他愛もない話を聞くことが多いのに、今はAに聞きたい事が山ほど頭に浮かんでくる。

ああ、ますます顔を見て話したくなる。