溺愛最年長 2 【NCT】 (ページ21)

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『マクとへチャニはツアー中、次も、その次も6人か、』

マクとへチャニは絶賛127でツアー中、久しぶりに6人で舞台に立つことになったんだけどカムバしたての曲のステージは6人用に歌割りも動線も変わって練習も増えた。今までも兼任組がいないステージはあったけど、今回は2人が居ない時間が長い。

「ヒョ〜〜ン、どうかした？ナナがお話きくよ、？」

「Aヒョンしんどくないですか？大丈夫ですか？」

いつもと様子が違う俺に気付いてるのか、ジェミニを始めとした可愛い可愛い弟たちが俺のことを心配してくれるんだけど別に弟たちに言う必要もないな、と思ってめっっっっちゃお腹すいたなんて笑って言いはぐらかすのがいつものオチ。

いつもはそんな頻繁に見ないイリチルヒョンたちの生放送も2人が出るんじゃないか、ってすぐにアプリを開いてしまう。

そりゃツアー中のイリチルヒョンたちは忙しいのは分かってるし、まあ俺たちにも仕事はあるし。
故郷じゃない国で過ごして、そのうえ色んな国を飛び回るのは簡単なことじゃなくて結構な疲労が身体に溜まるのも俺たちは経験してる訳で。

『1日ってこんなに長かったっけ』

そう呟くと半袖のTシャツの袖を捲って筋肉質な腕を俺に見せつけるかのようにしながら隣で水を飲むジェノの視線を感じる。

どちらかと言うといつもは俺からのスキンシップを待つ方のジェノが静かに俺の肩を組みながらゆらゆらと左右に揺れる。脈略の無い行動に驚きながらジェノの方を見ると、いつもよりももっと優しい顔で笑っていた。そんな俺たちをみたジェミニもゆりかごしてるの〜？♡ なんてやっぱり高いテンションを醸しながらやってきて、空いている俺の左側に座って揺れに合わせる。

そんなよく分からない場面を見て笑ってるロンジュニの声を含め、重めの前髪で目が隠れているチソンと俺の大好きな笑顔で笑うチョンロがスマホでカメラを回している。

チョンロがすぐにストーリーにその動画をあげたらしく、マクヒョン見るのはやい！ってスマホを見ながらそう言った。

マク今起きてるのか。何してるのかな。マクも俺たちに会えなくて寂しいって思ってたりするのかな。

シャワーを浴びて、まだ起きてるかな、なんて思いながらずっと開けれてなかったマクのトーク画面を開く。

《マク、何してるの》

何が言いたいかって、

早く会いたいってこと。