・ JN ページ19
『ひょ、ん、、っ』
『ちょっとまっ、て、いたい、！』
「A大丈夫だから、ちょっと黙って、」
『っ、てよんいひょん、、まじでむり、ですって、！』
は？ なにこれ？ もはや聞こえてない方が良いまであるんだけど？
会社に用あって廊下を歩いてたらふとどこかの部屋から聞こえてくる声。扉閉まってたら普通聞こえないんだけど、閉め忘れてんの？
、、、ってか、テヨンイヒョン？って呼んでなかった？
そう思って感覚的に声が聞こえた方角に足を動かすと段々近付いてくる声。
『っん、も、いいでしょ、！ひょん！』
Aヒョンの声、 そう思ったときにはもう体が勝手に動いて扉を自分でもびっくりするぐらいの勢いで開けていた。
『ん、、お？ジェノだ、ジェノ、なにしてんの〜』
「やー、ジェノや、そんなに強く開けたらビックリするでしょ」
扉を開けるとケロッとした表情でこちらを見る4つの目。視野を広げてみるとうつ伏せに寝転がるAヒョンと、ヒョンの腰を押さえているテヨンイヒョン。
「...なにしてたの？」
正直テヨンイヒョンに構ってる心の余裕が無くて、Aヒョンの前に立ってその間抜けな顔にぶつけるようにぶっきらぼうにそう声を出す。
『ヒョンがね、ジム連れてってくれたんだけど筋肉痛すごいしまずはマッサージからした方がよかった、ってテヨンイヒョンにしてもらってた』
ヒョン力強くてさ〜！痛かったよ、涙出るとこだった なんてケラケラと笑いながらそういうAヒョン。
「ねえAヒョン、イリチルのヒョンたちじゃなくて俺でいいでしょ」
『なにが、テヨンイヒョンの前でそんなこと言うなよ』
「ふふ、A、お前の可愛い可愛い弟が嫉妬してるんだよ、喧嘩しちゃだめ」
そんなテヨンイヒョンの声に ハッ、としてテヨンイヒョンの存在を再確認する。 すみません、と言うと 今日はもうA連れて帰って！筋肉痛で動きにくいみたいだからよろしくね なんて言葉を残して部屋を出ていった。
なんなの、あのヒョン、、ていうか、Aヒョンの声聞いてなんともなかったの？
なんてそんなことはどうでもよくて、
「ヒョン、マッサージだからって変な声出しちゃダメ、あと第一Aヒョンムキムキになって欲しくないよ、俺」
『変な声ってなに、、でもウリジェノがそう言うならとりあえずお預けね！』
@leejen_o_423
(ジェノの名前を呼んでるAの後ろ姿の動画)
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作者名：蛍 | 作成日時：2023年10月28日 2時
