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「ハンソラ、英語教えてくれない?そろそろテストじゃん」
パフェをもぐもぐ食べながら話すスングァンくんの言葉にそっと聞き耳を立てる。
ハンソルくん、英語得意なのかな スングァンくん英語苦手なんだ という2つの考えが頭を巡る。
そんなわたしを見てか、キッチンから出てきたスンチョルさんが ハンソラ、アメリカ生まれだから英語ペラペラなんだよ と私に一言。これまた優しい笑顔である。
『え、そうなんですか。じゃあ私のひとこと目あながち間違ってなかったんですね』
と、そこでふと思い付いた。ハンソルくんに英語を教えてもらえばいいのではないか。いつもウォヌ達に勉強を教えてもらってるとはいえ、やはり本場の人に習うのが1番だろう。
『ハンソルくん、わたしも英語教えてもらいたいです』
そう言いながら2人に近付く。自ずとこちらに向く視線。
「じゃあ、俺と、スングァニと、ヌナ。3人でやりますか?」
『え、いいの!?お願いします!お手柔らかに!』
スングァンくんは 僕が企画するからねー! と張り切っていた。本当に実現する日は来るのだろうか。
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作者名:蛍 | 作成日時:2022年12月11日 1時