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#36 JH ページ36

珍しく、Aの方から俺達に接触してきた。




ダンスが見たいんですって と。 スニョンに理由を聞くとそう答えていた。




スニョンと一緒に部室に来てから、話すようにはなったが同い年の4人程には話す機会が無かった。




初めて会った時も、さすがスニョンの幼馴染と言ったところだろうか。人の懐に入るのが上手くて、帰る頃には俺とも、シュアとも打ち解けていた。




俺達がAのことをよく揶揄うからか、俺達にぶっきらぼうな態度を取ることが多かったんだけど。




練習中の曲を踊り終わってAがスニョンイと話しているところをボーッと向いていた。




さっきも目が合ったんだけど、逸らされたからまた目が合ったときに、どうだった? と聞くと、素直に かっこよかった って言うもんだから、




さっきまで喋ってたシュアと自然に目が合って、 素直な時もあるんだ かっこいいって言葉聞き慣れてるはずなのにな なんて2人でぼそぼそ小さく呟いていた。




珍しく紅く染った耳を隠すように下を向きながら。

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作者名: | 作成日時:2022年12月11日 1時

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