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#35 ページ35

肩を上下させながら飲み物へと向かう12本の足。




ふとジョンハンさんと目が合った。




先程までのかっこいいイメージがまだ頭に残っていて、すぐに目を逸らしてしまった。




スニョンがわたしの元へやってきて、どうだった?と聞く。




『みんな、凄いね。ほんとに歌いながら踊ってるみたいでプロのアイドルかと思った。ほぼ本人だよ』




「ま、皆練習してるからな。ジョンハニヒョンなんて体力無いから、1曲通すのに命賭けてるようなもんだよ」




合間合間に水を飲みながらジョンハンさんの方を向きながらそういうスニョン。




スニョンに合わせてわたしも目線を向けるとジョシュアさんと話をしながら笑っていた。




すると、再び目線が重なって。




「A、どうだった?」 と間髪入れずにそういうもんだから




『かっこよかったですよ』




と素直にそう言うと隣にいたジョシュアさんと目を合わせて下を向いていた。




「珍しく照れてるよ、あの人たち」




そう言うスニョンと小さく笑い合った。

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作者名: | 作成日時:2022年12月11日 1時

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