群青 (ページ4)

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わたしたちの学校は体育館で紙を配られて、そこに今年度のクラスが書いてあるんだよね。そこで新しいクラスに分かれて毎年恒例の校長のなっが〜い挨拶を聞くって流れ。

チャイムが鳴って10分後ぐらい、先生の指示で体育館に向かおうとしたとき。

｢やべ、遅刻した！！｣

デカい声でそう言いながら教室に入ってくるスニョン。みんな見てるよ。

｢おお、クォンスニョン来たか。遅刻お前だけだぞ〜｣
先生は口ではそういうけど、ほぼ遅刻なんて気にしてない。先生優しくてよかったね、スニョン。

自分の席に荷物を置いてこっちにやってくる。
一言目なんだろうな。遅刻の理由とかかな。

｢おはよ！クラス替え楽しみすぎて逆に昨日の夜寝れなくて寝坊したんだけど！おまえらなんでちゃんと来れんの？｣

あ、正解。今日調子いいかも。もしかして昨日の夢も正夢になったりする？

｢ジフニは頑張って間に合ってたぞ。おまえの負けだな。｣

なんか勝手に勝ち負けつけてるウォヌ。その理論でいくと1番最初に来たわたしが1番じゃない？

『ウォヌ、それならわたしが優勝だよ。スニョン私にジュースね』

｢なんでだよ！ていうかなんだよそのゲーム！聞いてたら俺1番に来てたし！｣

｢スニョンうるせえ｣

ドンマイ。スニョン。