ゆっくりで大丈夫�� ページ50
梅澤side
まなちゃんはずっと泣きじゃくっていて、3.4期生の前に並んていた先輩方も心配そうにこちらを見ていた。
梅澤「どうした？お話できそう？」
『ﾋｯｸ…ﾊｧﾊｧこｯわい…ﾋｯｸｸﾞｽｯ…』
梅澤「怖い？大丈夫、大丈夫。」
こわいとだけ言葉を発したまなちゃん。ただ、それだけでは何が怖いのかまでは私にはまだ分からなかった。
『ｸﾞｽｯ…ﾋｯｸﾊｧ…ｸﾞｽｯ、ﾋｯｸ』
梅澤「マスクとるよー？」
まなちゃんの顔は涙でびちょびちょに濡れていたから、マスクを取って涙を拭いてあげる。
スタッフ「そろそろ5期生入ってきまーす」
『帰りたい…ｸﾞｽｯ、ﾋｯｸ』
梅澤「大丈夫、大丈夫。怖くないよー？」
『うぅ…ﾋｯｸﾊｧﾊｧ…ｸﾞｽｯ』
梅澤「ここに入って、隠れとく？ぎゅ〜ってしてていいよ？」
泣きやみそうにないまなちゃん。帰りたいとまで言い出したから、5期生に会うのが怖いのかなと思った。
だから、私がたまたま着ていたコートの前を広げてここに入るということを提案した。
まなちゃんが入ったあとは、ボタンを閉めて背中を撫でていた。正直、周りからは誰か入っていると分かるけど、他の人と重なって5期生からは見えないかなと思った。
まなちゃんはコートに入ってから、私の腰に手を回してお腹に顔を埋めている。時折、しゃっくりが聞こえるけどさっきよりは落ち着いたようだった。
久保「大丈夫そう…？」
梅澤「落ち着いたみたい…」
久保「そっか…」
まなちゃんが泣いているときに心配そうに見ていた史緒里は静かに声をかけてきた。
飛鳥さんも、泣き声が聞こえなくなったからか後ろを振り返って私を見ていたから、大丈夫ですと言う思いを込めて頷いた。
梅澤「まなちゃ〜ん？出てこれる〜？ボタン開けるよ〜？」
5期生との対面が終わって私達も楽屋に戻るとき、まだ私にしがみついているまなちゃんに問いかけてみた。
『ﾌﾘﾌﾘ…』
まだ出てこれないのか首を振っている。
梅澤「もう楽屋に帰るよ？」
『ﾌﾘﾌﾘ…』
久保「まなちゃん、一緒に戻ろうよ？」
山下「もう怖くないよ？」
山下と久保もまなちゃんを説得させようとしてるけど無理みたいで、どうしたらまなちゃんが安心して出てこれるか考えていた。
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れいな(プロフ) - ののさん» リクエストありがとうございます!時間はかかりますが少々お待ちいただけると嬉しいです (2022年2月14日 6時) (
レス) id: 12a7b4edc8 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 更新される度に読ませていただいてます。(リクエスト)誰の言葉も信用出来なくなって1週間ほどお仕事以外で喋らなくなるけど、飛鳥さんが気にして1週間家に泊めながらもう一度ゆっくりと話せるようになる感じのお話って書けますか?? (2022年2月14日 0時) (レス) id: a84bfb22e4 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - ミナミさん» リクエストありがとうございます!お時間頂きますが書くので少々お待ち下さい! (2022年1月9日 22時) (レス) id: 12a7b4edc8 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ - 熱で倒れて真夏に看病してもらう話が見たいです！ (2022年1月9日 22時) (レス) id: 5702b376e2 (このIDを非表示/違反報告)
na(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました、、！！！！ (2022年1月7日 22時) (レス) id: f6a24e96ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイカ | 作成日時：2021年11月23日 18時
