お星様、一生のお願い。

６個目。 ページ8

とうとう、今日は七夕。

お母さんにも許可取ったし、

準備はOK！

志織の家の目の前にいます。

ちょっとイタズラしちゃお。

L◯NEを開いて…

てしてし。

「わたしメリーさん…今あなたの家の前にいるの…」

ふふふ…志織どんな反応するかな〜？

ガチャッ！

志織「ちょっとA！！！！怖いから！！！」

焦った顔でとびだしてくる志織。
志織は怖い話が大嫌いなんだよね。

A「ごめんごめん…ちょっと驚かせたくて」

私は笑いをこらえながら謝る。

志織「もー！Aのあほー！！」

A「ごめんって！！こんなことできる友達、志織しかいないんだもん。」

志織は「あ…」と申し訳なさそうな顔をした。

志織「…まあまあ入りなよ！」

A「ありがと。」

志織はいつでも優しい。

なんで私なんかと友達でいてくれるんだろう。

…


あー！ヤダヤダ！！こんなこと考えたくない！！

今日はトリップする日なんだから。

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