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どこっ
どこにいるの！
さっきのあれは見間違いなんかじゃなかった。
崩れ落ちる2つの身体。
あれは確かに安室さんとベルモットだった。
何故安室さんがベルモットと？
ベルモットはボスの側近だった。。
いや違う。。。
ベルモットは止めて欲しかったんだ。
こんな茶番を止めてくれる誰かを探していたんだ。
それがコナンくんだ。
ベルモットはコナンくんには手を出さない。
それでも組織の一員だから安室さんと対峙したんだ。
後から公安の刑事さんの声が聞こえる。
でも、それに耳を傾けている暇なんてない。
今は一刻も早く見つけないといけないんだ。
思い出せ！
さっきのあの場所。
建物の構造を。
あれはこの先の倉庫だったはず。
だとすると。。。
キョロキョロしながら走っているの、視界の隅に何か光った。
それに走って拾い上げる。
｢っ！。。。なんでっ。。｣
見たことがあった。
私も持っている。。。
ゴールドのリング、ワンポイントであるのは確かにシルバーのスワロフスキー。
安室さんのリング。。
｢君！勝手に動くな！｣
｢。。。。。どこに。。｣
｢なんだ？｣
公安の刑事さんの手を振り払ってもう一度走り出す。
足が重い。
まるで周りが白黒の世界だ。
身体が自分のものではない感覚が襲う。
あたまに鳴り響いているのは、先程よりも大きな警鐘。
どうか無事でいて。
絶対にみつけるから。。っ。。
安室さん！
ちょうど1つの過度を曲がったところで、私は目の前が霞んだ。
さらには目眩さえ起きそうになった。
｢あっ。。っ。。安室さんっ！｣
急いで駆け寄った。
血溜まりの真ん中に彼はいた。
｢安室さん！安室さん！｣
固く閉じられた目は開かれなかった。
自分が汚れるのも構わず腕を取る。
脈を確認するとまだ脈はあった。
彼は左の脇腹あたりを打たれていた。
少し離れているところにはベルモットも倒れている。
ベルモットは頭を打たれている。
多分もう。。
｢あっ。。安室さんっ。。お願いあと少し頑張って！すぐにお医者さんつれてくからね！っ。。お願いっ。。。！｣
｢っ！降谷さん！！！｣
後から公安の刑事さんの風見さんが駆け寄ってくる。
私の目の前に倒れている安室さんを見てすぐにインカムで指示を飛ばした。
その後膝をついて傷口を確認していた。
私の心が沈んでいく。
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やっち(プロフ) - こんにちは。いいお話です。続きが読みたいです (2022年7月2日 5時) (
レス) @page29 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
礼 - とても優しい物語ですね。続きを楽しみにしています。 (2021年12月13日 1時) (レス) @page29 id: 1125244af9 (このIDを非表示/違反報告)
Lapislazuli. Charlot.(プロフ) - 素敵なお話ですね。是非とも続きがみたいです。もう更新はなさらないのですか？それなら残念です…とても面白かったです！ (2021年6月19日 1時) (レス) id: b8ccefd154 (このIDを非表示/違反報告)
霞葉ノ雫 - このお話がとても、とても。大好きです。胸が一杯になって、溢れて止まらない。続き、待ってます。 (2020年6月26日 6時) (レス) id: a64398df50 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - とても面白かったです。感動しました。続き楽しみにしてます(^_^) (2019年5月30日 2時) (レス) id: a6e5e5f5e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆん | 作成日時：2018年5月23日 21時
