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各場所に設置された隠しカメラ。
そのおかげで誰がどこにいるのかは把握できるようになった。
コナンくん、赤井さん、安室さん、風見さん、その他の公安やFBI。
FBIの人が組織の人間を見つけるとそれをインカムで報告。
その後は現地の人が動く。
それの繰り返し。
これじゃ拉致があかない。
そんな時、私の携帯が振動した。
確認すると、神様だった。
こんな時に何事だと思ってメールを確認すると。
コナンくんたちの近くにジンがいるというメールだった。
そして、最後に書かれていたのは。
[やっぱり君はこの道を選んだね。
こっちとしては安心したよ。
でも、一つだけ
時空の歪みが生まれてしまった。
前に言った通り帰還は叶わなくなってしまった。
ごめんね。
健闘を祈るよ。]
多分、私がこの道を選ぶことを分かっていたんだ。
この際元の世界に戻ることはどうでもよかったし、むしろ戻らなくて済むので都合がよかった。
今ならとてつもなくめちゃくちゃな神様に感謝している。
だから、私がみんなを導こう。
すぐにらFBIのインカムに報告を入れた。
コナンくんに説明して、彼らがその場を1度離れた直後、けたたましい音で爆発した。
ここにもその振動が伝わってくるほどだ。
何とかやり過ごし再び画面に目を向けると、コナンくんと安室さんがボスらしい人物と対峙していた。
赤井さんの姿は見えなかったが、恐らく大丈夫だろう。
だが、気になるのはボスが1人だと言うことだ。
まだ確保の確認が来ていないのは、ジン、ベルモット、コルン、キャンティーの主力の4人。
。。。多分ベルモットは。。。
ベルモットはコナンくんに手は出さない。
神様からの最初のメールに書いてあったベルモットの全て。
あれを見て、私はかなり驚いたのを覚えている。
彼女が本当に守りたかったもの。
それはとても悲しく、美しいものだった。
ピッピッ
『ジン、キャンティー確保!』
その報告にひとまず落ち着いた。
しかし、それもつかの間。
画面のはし、この車の近くのカメラにうつったのは、コルンだった。
心臓を鷲掴みされた気分だった。
コルンの手には何故か四角い物体。
それが何か、私はすぐに分かった。。
あれは、爆弾だ。
コルンは車の位置を確認すると、それをセットして離れていった。
私はFBIの2人の腕を掴み車を出た。
そして、反対側に走った。
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やっち(プロフ) - こんにちは。いいお話です。続きが読みたいです (2022年7月2日 5時) (レス) @page29 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
礼 - とても優しい物語ですね。続きを楽しみにしています。 (2021年12月13日 1時) (レス) @page29 id: 1125244af9 (このIDを非表示/違反報告)
Lapislazuli. Charlot.(プロフ) - 素敵なお話ですね。是非とも続きがみたいです。もう更新はなさらないのですか?それなら残念です…とても面白かったです! (2021年6月19日 1時) (レス) id: b8ccefd154 (このIDを非表示/違反報告)
霞葉ノ雫 - このお話がとても、とても。大好きです。胸が一杯になって、溢れて止まらない。続き、待ってます。 (2020年6月26日 6時) (レス) id: a64398df50 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - とても面白かったです。感動しました。続き楽しみにしてます(^_^) (2019年5月30日 2時) (レス) id: a6e5e5f5e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こゆん | 作成日時:2018年5月23日 21時