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ソファーでコナンくんと話し込んでいた。

1番は組織の事についてが多かった。

あとは、哀ちゃんが薬の解毒剤を作っているという事。

それが完成すればコナンくんは今度こそ工藤新一に戻れるらしい。

あと数日もすれば完成するとコナンくんは言っていた。





「そろそろ1時なるね。」




コナンくんご時計を確認して言った。

確かにそろそろ1時になる。

お湯が覚めてしまっていたんだ。

看護師さんに頼んでみよう。

そう思ってちらっとベッドの方を見た。





「私ちょっとお湯を貰いに。。。安室さん?」






さっきとベッドのシワが動いている。

私は慌てて駆け寄った。

咄嗟に手を握り顔を覗き込んだ。





「安室さん?。。。安室さん!」

「っ。。。」




彼の目がゆっくりと開かれた。

久しぶりにあの蒼い瞳と目が合った。

コナンくんが慌てて医者を呼びに行ってくれた。





「安室さんっ。。。安室さんっ」





握った手に少し力が入った。

ずっと感じていたぬくもり。

このぬくもりが離れないように私はずっと握っていた。

弱々しく握り返された手がどれほど嬉しかったか。






「時音。。。さん。。。。。」






また、名前を呼んでくれた。

安室さんの声だ。。。





「今お医者さん呼んでますからね!」







私は溢れ出した涙を無視して呼びかけた。

彼は大丈夫だと言わんばかりに今度は少し強く手を握り返してくれた。

その後すぐにお医者さんがやってきた。

傷の具合を確認したあと、ちょっとした検査のために私とコナンくんは病室を出た。






「私、風見さんに連絡してくるね。コナンくんまってて。」

「うん。」






携帯使用スペースにやってきた私は素早くiPhoneの中にある風見さんの電話番号にかけた。

2回コールがなったあと、風見さんが電話に出た。




「風見さん。ついさっき安室さんが目を覚ましました。今は少し検査をしてますが、もう大丈夫だそうです。」

『わかりました!すぐに向かいます!ありがとうございます。』



電話は短かった。

それだけ風見さんは慌てていたのだろう。

私は病室の前でコナンくんと2人終わるのを待っていた。

風見さんが到着したと同時に先生が病室から出てきた。

安室さんの状態についてと、今後の事についての説明だった。




「風見さん早かったですね。。」

「あ、いや。。近くにいたんです。。」




あ、この人心配で近くで待機してたなと私もコナンくんも内心思っていた。

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やっち(プロフ) - こんにちは。いいお話です。続きが読みたいです (2022年7月2日 5時) (レス) @page29 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
- とても優しい物語ですね。続きを楽しみにしています。 (2021年12月13日 1時) (レス) @page29 id: 1125244af9 (このIDを非表示/違反報告)
Lapislazuli. Charlot.(プロフ) - 素敵なお話ですね。是非とも続きがみたいです。もう更新はなさらないのですか?それなら残念です…とても面白かったです! (2021年6月19日 1時) (レス) id: b8ccefd154 (このIDを非表示/違反報告)
霞葉ノ雫 - このお話がとても、とても。大好きです。胸が一杯になって、溢れて止まらない。続き、待ってます。 (2020年6月26日 6時) (レス) id: a64398df50 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - とても面白かったです。感動しました。続き楽しみにしてます(^_^) (2019年5月30日 2時) (レス) id: a6e5e5f5e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こゆん | 作成日時:2018年5月23日 21時

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