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よろしくお願いします ページ4

「Aちゃんが至さんと同室でもいいなら、いいですけど」
『いいっすよ』
兄ちゃんと同室なんて、イヤっちゃイヤだけど
「じゃあ、今日からよろしくね、Aちゃん」
『あ、はい。よろしくお願いします』
「ご飯出来てるから食べな」
『ありがとうございます。いただきます』
「お。いただきます」
ん。美味しい。こんなあったかいご飯食べたの、久しぶりに食べた。そう思ったら、何が頬を伝った
「A?どうした?」
『こんなあったかいご飯食べたの、久しぶりだったから。なんか、止まんない』
頬を伝うものは、いつまでたっても止まらない。
「そうだな。俺が出て行ってから、いつも一人だったもんな」
『ん。』
ポンッとボクの頭に手をおいた兄ちゃん。兄ちゃんの手は、好きだ。あったかくて、大きくて、落ち着く
「大丈夫だ。もう一人じゃない。俺がいるから」
『ん』
「至さんが、兄ちゃんだ」
「至がこんなんだったらなんか調子狂う」
「至さん。大丈夫ですか?」
みんなが兄ちゃんを驚いた目で見たり、心配し始めた。その途端に、頬を伝っていたものが引っ込んだ。
「俺、そんなに変かな?」
「変っつーか、腑に落ちないっす」
「イタルが兄ちゃんは、なんか違うネ」
「シトロンまで」
『ニイチャン、ドンマイ』
ボクは棒読みで兄ちゃんに言う
「Aも、棒読みやめて」
『だって。兄ちゃんが兄ちゃん変っていうの、わかるし。って、あ。』
「どうした?」
『学校、どうしよう。。。花咲学園の行き方、こっち方面知らない』
「Aちゃん、花咲なの?俺たちも花咲だから、一緒に行く?」
兄ちゃんを呼びに行ってくれた人が言う
『いいんですか?』
「いいよ。一緒に行こう」
『あの、お名前は?』
「俺は、佐久間咲也!三年だよ。よろしく!」
「摂津万里。三年。よろしく」
「はぁ。碓氷真澄。一年」
『えっと、二年生です。よろしくお願いします』
咲也さんと、万里さんと、真澄くん、か。
『よろしくお願いします。咲也さん、万里さん、真澄くん』
「部屋割り、どうなるんすか?」
万里さんがいずみさんに聞く
「Aちゃんが、至さんと同室ってことになりました」
兄ちゃんと同室って、イヤなんだよなぁ。夜うるさいし。ゲームの音と、パソコンの音が特に
『よろしく。兄ちゃん』
「ん」
と短い返信
「食器、片しますね」
「ありがとう。綴くん」
「いえいえ」
綴さん(?)が、食器を片すのを見てボクも手伝いしないと、と思った
『綴さん。ボクも手伝います』

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設定タグ:A3! , 茅ヶ崎至 , ボクっ娘   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:Kanon | 作成日時:2021年4月26日 14時

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