私のセコムがしつこすぎる件について【ツイステ】

Thirtysix ページ40

『りりあ〜!あいにきた!』



未だに治らない舌っ足らずな口調とこの身長。いつもは小柄で可愛らしいリリアの事も、今は首を限界まで上げて見上げなければならない。凄くしんどい



「む?お主Aか?小さくなったというのは本当なんじゃな」



『そーなの』



「ただでさえ可愛らしいと言うのに、小さくなっては食われてしまうぞ?」



『え〜やだ〜』



ひょいっとリリアに抱き抱えられ、ｸｽｸｽと悪そうに笑うので、私は面白くて小さい子特有のあの高い声でｷｬｯｷｬと笑う






『しるば…せべく…たすけ…』



「許せ…」



「耐えろ、人魚…」



「ほれほれ、好き嫌いしては大きくなれぬぞ」



『あ"ー!!』



拷問中。今の私にはその言葉がお似合いだろうな



本当はただ可愛がって貰おうとしただけ。シルバーに小動物呼んでもらってｷｬｯｷｬしようとしてただけ。それなのに…



「このリリアお手製の離乳食じゃぞ?味に問題は無い。シルバー達もいたく気に入っておったぞ」



『わたしはそこまでちーさくない!』



あのリリアの手料理を食べさせられることになるなんて…



見て、シルバーとセベクのあの顔。思い出したのか知らないけどマジで死にそうな顔してる。ちょマジで助けてよ



『う"ぇっぷ…』



「なんじゃ、もうお腹いっぱいか?Aは少食過ぎる。もっと沢山食わんか」



『し…しぬ…』



「ん？喋れる元気があるならまだ食べれるな。ほれ、あーん」



『むぐぅ?!ふぐっ』



「お、恐ろしい…」



「地獄だ…」



お前らそんなこと言ってんなら助けろ!!





「む？A？」



「き、気絶している…」



「勇敢であったぞ、人魚…」



____________________

ネ友ちゃんからﾃﾞｨｱｿﾑﾆｱと絡んで欲しいって言われたんでちょこっと…



リリア様口調分かんない!!!!(クソデカボイス)

【番外編】濁ったマジペン→←Thirtyfive

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す