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「…聞いたことない地名ですね。私は世界中からやって来た生徒の出身地は全て把握していますが、そんな地名は聞いた事がない。1度図書館で調べてみましょう」
ざっくりとだが、私も監督生の出身地と目覚めるまでの出来事をクロウリー先生に話すと、困ったような顔をされた
私だって困惑してるんだよ。だってお迎えが黒い馬車じゃなくて"ヒレがついた腕"なんだもん
一瞬の出来事だったからよく覚えてないけど…
ｺﾂｺﾂと踵を鳴らして進むクロウリー先生の後に続いて、逸れないように監督生の手を繋いで図書館へと向かった
「やはり、ない。世界地図どころか、有史以来どこにも貴方達の出身地の名前は見当たりません」
まぁ案の定私達の出身地は見つからず、益々疑いが濃くなっていく
最終的に嘘をついてるんじゃないか、とまで言われた
『この正直者の私が嘘つくと思います？』
「ついているかもしれないじゃないですか。こうなってくると、貴方達が何らかのトラブルで別の惑星…あるいは異世界から招集された可能性が出て来ましたね」
「異世界?!」
嘘?!と大きな声を出した監督生はﾊｯと図書館である事を思い出して口を手で塞いで小さくごめんなさい…と謝った。可愛い
「貴方達、ここへ来る時に持っていたもの等は？身分の証明となるような、魔導車免許証とか靴の片方とか…見るからに手ぶらですけど」
「そう言えば財布もスマホも無い」
『ん〜、身分の証明…あれ、何かポケットに入ってる…』
ゴソゴソとブレザーのポケットから出てきたのは私が中学の時に渡された身分証明書
安っぽい紙に印刷されたのをただラミネート加工してあるだけだけど…
『中学の時の身分証明書ならなんでか…』
「拝見しても宜しいですか？」
『はい』
どうぞ、と手渡すが、書いてある字が読めないのかすっごい悩んで色んな角度から見てる
「数字は分かるんですが…この文字はなんて書いてあるんですか？」
「○○県○○市…○○中学校…」
「?!ユウさん、貴方読めるんですか?!」
なんて書いてあるのか気になった監督生がクロウリー先生の横から私の身分証明書を覗き込み読み上げると先生が凄く驚いた
「逆にこれが読めないんですね…」
『一応住所も書いてあるんですけど、多分此処では役に立たないと思います。有効期限も切れてるし』
「ユウさん、少し私にキツくないですかねぇ…」
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蜘蛛姫(プロフ) - 霊華さん» こんばんわぁ課題が終わらないのにコメントが嬉しくて即反応した作者でぇす!!なぁぁんですって!?お付き合い?!こんな私でよろしければ!←てめ()現在進行形で絵の勉強中です…私も明日学校なので頑張りますね!!霊華さんも頑張って下さい!! (2020年5月25日 0時) (
レス) id: c649ebd7ef (このIDを非表示/違反報告)
霊華(プロフ) - こんばんは作者様ぁ！単刀直入に言いますと付き合ってくださいっ！ってレベルで好きです！完成した絵が楽しみなので学校頑張りますね！作者様も無理なさらぬようお気をつけくださいっ！ (2020年5月25日 0時) (レス) id: 167133acde (このIDを非表示/違反報告)
蜘蛛姫(プロフ) - あああコメントありがとうございます!!フロイド並じゃないですけど気まぐれ更新なので気長に待っていただけたら嬉しいです！夢主ちゃんはですね一応女の子設定何ですけど、性格がちょっと男の子っぽい感じの子にしたいなぁという私の勝手な欲望の塊ですごめんなさい（ (2020年5月24日 0時) (レス) id: c649ebd7ef (このIDを非表示/違反報告)
kuku - 凄く面白いです！これからも頑張って下さい！！ところで、主人公は女の子風になってますが男の子なんですか？ (2020年5月23日 1時) (レス) id: 113358e542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜘蛛姫 x他1人 | 作者ホームページ：http://sinngati
作成日時：2020年5月10日 19時
