検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:7,441 hit

4 ページ5

Aさんの席は俺の隣の隣のデスクでいつも俺を横切ってデスクに座る。








その時に香る香水ではないようなほんのすこし甘さがあるような香りにいつも魅力されては、少しクラっとするほどで、ほんとに俺重症だなと毎日思う。






もちろん挨拶もしてくれる。







今日も


A「吉野くんおはよう」






とにこやかに笑うとまるでパッと周りに花が咲いたように、俺自身も明るくなれるし、自然と口角が上がった。






北人「あ、!おはようございます!」







俺とAさんの間の席の人は噂に夢中らしくなかなか帰ってこなかった。





今がチャンスだと思い、話しかけた。








北人「あの!Aさん」






A「んー?」






北人「お疲れ様です、今日早かったんすか?」






A「ありがとう。今日は7時に待ち合わせさせてもらったの。その時間しか空いてなかったみたいでさ、」





北人「そうなんですか、」






A「でも、しっかり打ち合わせできたし!なんの問題もないよ!今日も1日がんばろうね!」






ほんとにいい人だ。






北人「はい!」






こんな人が悪い人なわけがない。少し、変なところも何か事情があるだけで、Aさんなりに取り組んでいるだけだ。






部外者が勝手に口を挟むようなことでは無いし、







俺はどんなAさんでも心から愛せる。絶対に






北人「Aさん、なにか飲みますか、?俺いれて来ます。」






A「ええ、悪いよ!自分でできるし、吉野くんの分だけでいいよ!気にしないで〜」







北人「いや、俺行きます。紅茶でいいですか?」






A「ほんとにいいのに、吉野くんありがとう。ほんとに優しいよね」






とまた微笑んだ。






優しい。と言われたことが嬉しくてたまらなくて、胸がキュッと締め付けられるほど







北人「Aさんにだけです」ボソッ







A「なにか言った?」







北人「いえ、なんでも」







そう。とまたAさんはパソコンに向き直ると真剣な眼差しをパソコンに向ける。








かっこよくて、かわいくて、綺麗で、







これ以上の人はいないと思う。今日このごろ

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
134人がお気に入り
設定タグ:吉野北人 , LDH , THERAMPAGE
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さかな;; | 作成日時:2020年7月18日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。