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それから1ヶ月の月日がたった現在。







俺はいつも通り出社した。






北人「おはようございます」






といつも通りデスクに腰をかけてメールをチェックしようとパソコンを起動させた。







壱馬「おいっ、北人、なんかえらいことんなった」






同じ新人である川村壱馬が俺の元へ駆け寄ってきた。








北人「、どうしたの、」






壱馬の顔はもちろん引きつっていた。






よく周りを見回してみれば空気が悪く、なぜかみんなコソコソしていた。







壱馬「いや、お前には言いづらいんだけどさ、」







すぐにわかった。






あぁ、Aさんのことだなって









壱馬「Aさん、やばいらしい、」






やっぱり的中だった




北人「へ?なんでよ?」






壱馬「なんか、彼氏がいるって言ってるけど、ほんとは嘘らしい。あと、プライベートではすげーマナー悪くて、いちいち2人前頼んで半分のこしてくらしい。あと、昼休みとかいつも1人で喋ってたりとかとにかくやばいやつ、みたいな噂がたってる、しまいには、彼氏殺したとか、自 殺に追い込んだ、とか、」








俺はびっくりした。





あれほどたくさんの人から愛されて、頼られていた人がそんな嘘か本当かもわからないような噂でこんなになってしまうものなのか、







Aさんは絶対そんな人じゃない。






噂されている当の本人は朝イチで外回りに出ていたためオフィスにはいなかった。







壱馬「だよな、Aさんがそんなことするわけないよな、あの人すげーいい人だし」






と、壱馬は慰めるかのように俺の肩を叩くと、自分のデスクへ行ってしまった。






なぜ、今になってそんな噂がたったのだろうか。






たしかに、俺も見せてもらい4枚の写真のうち3枚は彼氏が写っていなかったが、4枚目はしっかりと写っていた。







すごく大人な雰囲気が漂っていたように思えた。






俺が23でAさんが25歳。






もし、彼氏もAさんと同じ歳だと思うと勝てる気がしなかった。









そんな時、Aさんが帰ってきた。






A「おはようございます〜」






いつも通りの綺麗すぎる笑顔で挨拶をする








「「「「「「お、おはようございます....」」」」」」







みなさんあからさまな程の対応だった。






でも、Aさんは何も気にしていないようにみえた。

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作者名:さかな;; | 作成日時:2020年7月18日 22時

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