手紙 ページ47
『Aさん、今日お時間ありますか？』
そう三橋から掛かって来た電話で約束をし、仕事帰りにカフェで待ち合わせをすることにした。
約束の時間の10分前に行くと、もう三橋が席に着いている。
『すみません、お待たせしてしまって。』
『いえ、僕も今来たところですから。』
注文したカフェオレが来ると、三橋が封筒を差し出す。
『読んでみてください。昨日、事務所に送られてきたんです。』
中身を取り出すと、自分の写真が入っていることに驚く。
視線を合わせた三橋が頷くのを見ると、手紙を開いた。
�爐海亮命燭僚�は、自分がチャンミンの彼女だと言いふらしています。
NIGHTのモデルも、ランジェリーのモデルも自分がやった、それは他の女を近づけたくないからと言っていました。
同じボトルをわざと使っているのも、ファンの目に留まるパスポートケースをあげたのも、チャンミンとの関係を匂わせるためです。
このままにしておくのは危険だと思います。��
『ここに書いてあることがすべて本当だとは、もちろん思っていませんから。安心してください。』
少し唖然としているAに、三橋は笑顔で話しかける。
『一応、確認させてください。2つのモデルをした事実を知っているのは？』
『香田さんの広告に関しては、スタッフたちにも言ってないので…社内で知ってるのは、篠崎チーフと、渉、ユイちゃんです。カメラマンは、NIGHTの時とは違う方なので、両方とも私だとは分からないはずです。』
『そうですか。同じボトルというのは、チャンミンが贈ったシルバーのものですよね？』
『そうだと思います。お揃いだと知ってるのは、私たち以外にユイちゃんだけです。』
Aの言葉に頷く三橋は、パスポートケースについてはどうかと質問を続ける。
『それも、一緒に買いに行ったユイちゃんしか知らないはずなんですけど…』
『なるほど…』
そう言って何度か頷くと、三橋は顔を上げる。
『こういう手紙がきても、僕たちは基本的に動きません。ほとんどがデマなので。ただ、今回は当てはまることが多いですし、この人は、Aさんの写真まで撮っています。』
『…はい。』
『きちんと、僕の方でも対応しますから。心配しないでくださいね。』
そう言って笑う三橋に、Aは気になっていたことを尋ねた。
『あの…チャンミンは、このこと…』
『知りません。ユノにも言ってません。』
その言葉に、Aは安心したように息を吐いた。
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あや(プロフ) - ありがとうございました。早速読みました。この先どうなるのかとっても気になります。楽しみに更新待っています。 (2018年3月24日 7時) (
レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、こんにちわ！4章のパスを外しました☆ぜひ、お話を楽しんでくださいね♪ (2018年3月23日 16時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます。待っています。パスな外れる時をドキドキしながら。私も物語の中にダイブしたいです。 (2018年3月9日 19時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、読んでくださりありがとうございます！思いやれる相手、いいですよね☆パスのついている４のお話は、いま下書き中になっています。準備ができましたら、公開しますね！もう少しお待ちいただけると嬉しいです☆ (2018年3月7日 12時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回楽しみに更新を待っています。この先が、ドキドキです。パスワード教えてください。私も相手のことを思い愛される人になりたい。自分をプレゼントいいなぁ〜 (2018年3月7日 7時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2017年12月18日 1時
