見せたいもの ページ43
『評判いいですね♪』
『そうだね！』
仕事が早く終わった会社帰り、ユイと２人でいつもの韓国料理屋への道を歩いていると、広告を巻いたラッピングバスが少し前で止まった。
その瞬間を逃すまいと、女性がたくさん集まり、そのバスを撮影している。
バスが動き出すと、みんな撮影した写真を見ながら歩き出す。
このユノ、めっちゃかっこいー！
筋肉やばいー！
チャンミンが首にキスとかどーする？！
絶対このブラ買うー！
そんな感想を話しながら横を通り過ぎていく女性たちを見て、Aとユイは嬉しそうに笑う。
先日、Aたちが手掛けたランジェリーの広告が世に出たのだが、やはり東方神起の効果は凄まじく、瞬く間に世間の話題の中心になった。
ユノの綺麗な筋肉や、チャンミンの男性らしい一面も、女性たちに喜んでもらえているようだ。
『いらっしゃいませ。あ、こんばんは！』
お店に入ると、店員がAたちに気付き、ニッコリと笑う。
2人がよく訪れることもあり、顔馴染みの店員も何人かいて、とても感じ良く接してくれる。
注文を済ませ、途切れない会話を楽しんでいると、次々とおいしそうな料理が運ばれてきた。
それを2人で頬張りながら、Aはユイに話しかける。
『ユイちゃん。この前はプレゼント、一緒に選んでくれてありがとうね。すごく喜んでくれたよ。』
『いえ！わたしも悠太さんに買えてよかったですし♪こっちも喜んでくれました！』
ついでに買ったことは内緒でお願いします、と笑うユイに、Aもつられて笑う。
『ケンちゃんさん、親切でしたよね！優しいお兄さ…お姉さん？♪』
『ふふ！そうね。』
『美容に詳しくてビックリしちゃいましたよ！プロとして負けられない！』
ニコニコと話すユイに、Aも頷く。
『そうだ。ユイちゃんに見せたいものがあるんだ。』
Aは携帯を取り出して操作をすると、ユイに手渡す。
『あ！これ！』
そこには、２人が笑顔でパスポートケースを持ち、自撮りした写真が写っている。
『今日、韓国に帰ったんだけど、早速使ってくれたみたい。』
『嬉しい♪プレゼントした甲斐がありましたね！』
『そうね！あ、それから…』
もう１度操作した画面には、ソファーに座るユノが写っている。
『動画、見てみて？』
チャンミンの部屋に泊まった次の日、ユノさんに渡してほしいと、パスポートケースを預けてきた。
それを渡す時、チャンミンはユノの動画を撮ってくれていたのだ。
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あや(プロフ) - ありがとうございました。早速読みました。この先どうなるのかとっても気になります。楽しみに更新待っています。 (2018年3月24日 7時) (
レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、こんにちわ！4章のパスを外しました☆ぜひ、お話を楽しんでくださいね♪ (2018年3月23日 16時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます。待っています。パスな外れる時をドキドキしながら。私も物語の中にダイブしたいです。 (2018年3月9日 19時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、読んでくださりありがとうございます！思いやれる相手、いいですよね☆パスのついている４のお話は、いま下書き中になっています。準備ができましたら、公開しますね！もう少しお待ちいただけると嬉しいです☆ (2018年3月7日 12時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回楽しみに更新を待っています。この先が、ドキドキです。パスワード教えてください。私も相手のことを思い愛される人になりたい。自分をプレゼントいいなぁ〜 (2018年3月7日 7時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2017年12月18日 1時
