チャンミンの部屋 ページ37
『どうぞ？』
『おじゃまします…』
部屋に入ると、チャンミンの香りに包まれる。
落ち着いた色でまとめられた部屋は、初めて来たのに、なんだかとても安心する。
部屋の左側には大きなベット、右側にはテレビが置かれ、その上にはたくさんの本やCDが並んでいる。
壁に飾られているレコードのジャケットは、どれもすごくおしゃれだ。
『この前のセットと、すこし似てるでしょ？』
『うん、そうだね。』
そう言って2人で笑うと、チャンミンはAをベッドへ座らせ、手を繋ぐ。
『Aさん。今日は来てくれてありがとうございます。料理もたくさんつくってくれて、うれしかったです。』
『私こそ、チャンミンのおうちに来れて嬉しかったよ。ありがとう。それに、4人でお祝いできて楽しかった。』
チャンミンは思わず、Aを抱きしめる。
『Aさんは、ぼくを素直にさせてくれます。』
『素直？』
『はい。今日、ヒョンたちがいっしょに祝ってくれて、とってもうれしかったです。でも、ぼくは素直に言えなくて…』
チャンミンは身体を少し離すと、Aを見つめる。
『でも、Aさんがいてくれたから、ぼくはありがとうって言えました。』
Aの頬を指でなぞりながら、優しく笑う。
『ぼくは、どんどんいい子になれそうです！』
少しおどけるチャンミンに、Aも笑う。
『じゃあ、いい子いい子してあげなくちゃ。』
そう言って頭を撫でると、チャンミンはAに抱きついて甘える。
『Aさんになでてもらうの、好きです。』
『私も、チャンミンをいい子いい子するの好きだよ。いつも大きいチャンミンが、なんだか子供みたいなんだもん。』
『あ！またこどもあつかい！』
Aからパッと離れると、口を尖らせる。
『その表情もかわいいよ？』
くすくす笑うAに、チャンミンのスイッチが入る。
『じゃあ、いまは？』
『え？…んっ…』
キスをすると、もう1度Aを見る。
その目には、男の顔をした自分が映っている。
『Aさんのその表情、かわいい。』
チャンミンをトロンとした目で見つめるAに、チャンミンはまたキスを落とす。
Aの首に触れると、華奢なネックレスが指に当たる。
『これ、ずっとつけてくれてますか？』
『もちろん。ずーっとつけてるよ。』
嬉しそうに笑うAを優しく見つめながら、チャンミンはAをベットに倒そうとする。
『ま、待って！』
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あや(プロフ) - ありがとうございました。早速読みました。この先どうなるのかとっても気になります。楽しみに更新待っています。 (2018年3月24日 7時) (
レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、こんにちわ！4章のパスを外しました☆ぜひ、お話を楽しんでくださいね♪ (2018年3月23日 16時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます。待っています。パスな外れる時をドキドキしながら。私も物語の中にダイブしたいです。 (2018年3月9日 19時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、読んでくださりありがとうございます！思いやれる相手、いいですよね☆パスのついている４のお話は、いま下書き中になっています。準備ができましたら、公開しますね！もう少しお待ちいただけると嬉しいです☆ (2018年3月7日 12時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回楽しみに更新を待っています。この先が、ドキドキです。パスワード教えてください。私も相手のことを思い愛される人になりたい。自分をプレゼントいいなぁ〜 (2018年3月7日 7時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2017年12月18日 1時
