誕生日 ページ31
誕生日…チャンミンはいつなんだろう？
ユイを見ながら、Aはふとそう思った。
まだまだ、知らないことがたくさんある。
明日聞いてみようと思いながら、Aはフォークを手に取る。
生クリームののったシフォンケーキは、とてもおいしそうだ。
『え、うそ。Aさん！』
フワフワなスポンジにフォークをさすと、ユイが声をあげた。
『今月、誕生日だったみたいですよ！』
興奮気味に言うと、ユノの誕生日が表示された画面をAに見せる。
『ほんとだ！すごい偶然！』
これでユノさんともお揃いにできますね！と言いながら、ユイはまた携帯を操作し始めた。
『どこのにしようかな。あんまり派手じゃないほうがいいかな…』
そう言いながらケーキを口に運んでいると、ユイにまた名前を呼ばれた。
『…Aさん。』
『ん？』
『チャンミンさんの誕生日、知ってます？』
『あ、それがね…知らないの。ダメだよね。』
明日会ったら聞いてみる、と笑うAに、ユイはまた携帯の画面を向けた。
『………えっ！うそ！』
『ほんとです！』
その画面には、チャンミンが先日帰国した日の、翌日の日付が書かれている。
確かに、先週末に帰国したチャンミンはとても忙しそうだったし、ファンとの交流会の他に、連日、食事会にも参加していた。
毎日深夜に入っていたメールにはそれが書かれていて、いつものスケジュールとは違うなと感じていたが、まさか誕生日だからだとは思わなかった。
『どうしよう…』
『チャンミンさんも言ってくれたらよかったのに！誕生日だよー祝ってーって！』
『ううん、今まで聞かなかった私が悪い。プレゼントはともかく、おめでとうも言ってないなんて…』
『Aさん。遅れちゃった分、チャンミンさんがすっっごく喜ぶことをしてあげたらいいんじゃないですかッ？♪』
『それはしてあげたいけど…でも会うのは明日だし、もう時間が…』
『それは大丈夫です！私の案…聞きます？♪』
少しニヤっとしたユイの話に耳を傾ける。
『そ、そんなこと！恥ずかしくて言えないよ！それに、喜んでくれると思えない！』
『言うんです！それに、喜ばないわけがありません！』
『やっぱり、何か物を買ったほうが…』
『買うのは、まず100日記念日のプレゼント。その後はAさんのもの！さ、行きましょ！』
戸惑いを隠せないAを引っ張るようにして、ユイはニコニコしながら店を出た。
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あや(プロフ) - ありがとうございました。早速読みました。この先どうなるのかとっても気になります。楽しみに更新待っています。 (2018年3月24日 7時) (
レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、こんにちわ！4章のパスを外しました☆ぜひ、お話を楽しんでくださいね♪ (2018年3月23日 16時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます。待っています。パスな外れる時をドキドキしながら。私も物語の中にダイブしたいです。 (2018年3月9日 19時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、読んでくださりありがとうございます！思いやれる相手、いいですよね☆パスのついている４のお話は、いま下書き中になっています。準備ができましたら、公開しますね！もう少しお待ちいただけると嬉しいです☆ (2018年3月7日 12時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回楽しみに更新を待っています。この先が、ドキドキです。パスワード教えてください。私も相手のことを思い愛される人になりたい。自分をプレゼントいいなぁ〜 (2018年3月7日 7時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2017年12月18日 1時
