諦めてたつもり〜香田〜 ページ22
『東方神起の2人の最高の表情を撮るには、あの女性が最適だと思ったからだ。』
打ち合わせの時に言わなかったか？と笑う香田に、
『もしかして、Aだって気付いてたんじゃないですか？』
と、西野は真剣な表情で聞いている。
『…どうして、そんなこと聞くんだ？』
『Aだと気付いて、あの女性を指名したのかと思って。』
西野の目を見つめ返すと、香田は短く息を吐き、明るい表情で話し出す。
『気付いてたよ。でも、それだけで指名したわけじゃない。本当に、必要だと思ったんだ。』
そうですか、とコーヒーを飲む西野に、香田は苦笑いしながら続ける。
『渉にとって、俺は敵だな。でもしょうがないよな、Aを傷つけたんだから。』
『…俺が何回飲みに連れて行ったことか。』
西野が、重たくなった雰囲気を少し和らげようとしているのが分かる。
『はは！俺の悪口をたくさん聞いたわけだ。』
そう言って笑う香田に、西野がまた目を合わせる。
『Aは香田さんのこと、1度も悪く言ったことないです。』
『…そうだな。Aはそういう子だ。』
香田の柔らかな表情を見て、西野は言う。
『香田さん。A、今付き合ってるやついますから。』
『そうか。』
『だから、Aのことは諦めてください。』
先に戻りますと言って頭を下げると、西野は部屋を出て行く。
『…とっくに諦めてたつもりだったんだけどな。』
香田は自分自身を笑いながら、1人残った休憩室で、そう呟いた。
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あや(プロフ) - ありがとうございました。早速読みました。この先どうなるのかとっても気になります。楽しみに更新待っています。 (2018年3月24日 7時) (
レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、こんにちわ！4章のパスを外しました☆ぜひ、お話を楽しんでくださいね♪ (2018年3月23日 16時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます。待っています。パスな外れる時をドキドキしながら。私も物語の中にダイブしたいです。 (2018年3月9日 19時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、読んでくださりありがとうございます！思いやれる相手、いいですよね☆パスのついている４のお話は、いま下書き中になっています。準備ができましたら、公開しますね！もう少しお待ちいただけると嬉しいです☆ (2018年3月7日 12時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回楽しみに更新を待っています。この先が、ドキドキです。パスワード教えてください。私も相手のことを思い愛される人になりたい。自分をプレゼントいいなぁ〜 (2018年3月7日 7時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2017年12月18日 1時
