恋人同士みたい ページ18
ユノと2人で確認に向かうと、いつの間にか、PCの前にはチャンミンもいる。
『チャンミンもみてたんだね！』
Aに羽織らせていたシャツに袖を通しながらユノがそう言うと、みてましたよと、チャンミンは拗ねたような声を出した。
『シャツがあったほうがいいよなー。…やっぱりこれだな！』
西野が選んで見せてくれたPC画面には、最後に撮った写真が映し出されている。
背中側は腰のあたりまでシャツが落ち、Aが身に付けている鮮やかな、女性らしいピンク色のランジェリーが見えている。
前は胸のあたりで2人の手が重なっていて、胸の膨らみが少し見えるくらいだ。
ユノは守るように、自分のシャツをまとうAを抱きしめ、見ちゃだーめ！と言い出しそうな、少しいたずらっぽさも感じる優しい笑顔を浮かべている。
その上半身は綺麗に鍛えられていて、男性らしいその身体つきは、Aの女性らしさをより際立たせているようだ。
『香田さん、どう思いますか？』
『雰囲気がとてもいいね。 柔らかいというか…ランジェリーの広告だけど、すごく爽やかだ。』
Aの問いかけに、香田は笑顔で答える。
『ほんとに雰囲気がよかったよ。恋人同士みたいだった！』
『西野さん、撮影中もずーっとそう言ってたんですよ？』
Aたちにそう言いながら、ユイは笑っている。
だってそう思ったよな？とチャンミンの肩を叩く西野を見て、ユノとAも顔を見合わせて笑ってしまう。
チャンミンの拗ねてる理由がわかったからだ。
チャンミンは西野の手をペシッと払うと、
『雰囲気はよかったですし、Aさんはとてもきれいでした。でも、ぼくのほうが、より恋人どうしみたいだと、わたるヒョンに言わせてみせます。』
と意気込む。
『お！言うねぇ！楽しみだなぁ！』
でもその前に、とりあえず休憩！という西野の言葉に、全員が歩き出す。
『A、これ。』
1番後ろを歩きながら腕をさするAの肩に、香田が自分のジャケットを掛ける。
『それだけじゃ寒いだろ？』
撮影前、どうせすぐ脱ぐからと、Aは薄いシャツしか羽織ってこなかった。
『ありがとうございます。』
素直にお礼を言うと、Aは、香田さんも変わってないですねと笑う。
『え？』
『優しいところ、変わってないです。』
そう言って笑いかけるAに、香田は嬉しそうに笑顔を返した。
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あや(プロフ) - ありがとうございました。早速読みました。この先どうなるのかとっても気になります。楽しみに更新待っています。 (2018年3月24日 7時) (
レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、こんにちわ！4章のパスを外しました☆ぜひ、お話を楽しんでくださいね♪ (2018年3月23日 16時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます。待っています。パスな外れる時をドキドキしながら。私も物語の中にダイブしたいです。 (2018年3月9日 19時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、読んでくださりありがとうございます！思いやれる相手、いいですよね☆パスのついている４のお話は、いま下書き中になっています。準備ができましたら、公開しますね！もう少しお待ちいただけると嬉しいです☆ (2018年3月7日 12時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回楽しみに更新を待っています。この先が、ドキドキです。パスワード教えてください。私も相手のことを思い愛される人になりたい。自分をプレゼントいいなぁ〜 (2018年3月7日 7時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2017年12月18日 1時
