すきって言って？〜changmin〜 ページ24
『チャンミン。よろしくお願いします。』
『よろしく、おねがいします。』
説明を聞き終えたチャンミンに挨拶すると、なんだかいつもと様子が違う。
Aはその姿を不思議に思いながら、2人でセットに入る。
『じゃあ、はじめますか！』
位置を確認した西野がそう言い、PC前へ走って行く。
セットは、男性の部屋だ。
今回は、魅力的な彼女を独り占めしている彼氏が、ぼくだけのものだと、少し見せつけるような設定にしている。
チャンミンはソファで隣に座るAを見つめると、ぼくの部屋ににてます、と小さな声で話しかける。
『CDやレコードがあって、たくさん本もあって。ぼくの部屋みたいです。』
そう言うと、Aの髪に手を伸ばす。
『Aさんのおうちはだいすきだけど、こんど、ぼくのうちにもきて？』
『あの…いいの？』
『いいに決まってます。Aさんは、ぼくの彼女なんですから。』
優しく笑いかけながら、Aの髪を左肩へ流すと、その首筋へ顔をうずめて抱きしめる。
『やっ。』
少し当たったチャンミンの唇の感触に、Aの口から声が漏れる。
『Aさん、そんな声出さないで？おもいだしちゃうよ。』
『な、なにを？』
首元で話すチャンミンのせいで、Aはうまく話せない。
『なにをって…ぼくだけがきける、Aさんのかわいい声だよ。』
右腕で抱きしめながら、チャンミンは左手で、Aが着ている、淡いピンクの柔らかいニットをずらす。
ゆるめなニットはすぐに右肩から落ち、白い綺麗な肌と、対照的な黒いランジェリーが見える。
ずれたニットとAの腕を掴み、そのまま少し撫でる。
『Aさんの肌、きれい。』
『チャンミン…そこで話すのやめて！』
『どうして？』
『ッ！ど、どうしても！』
『じゃあ、すきって言って？』
『今、撮影中でしょ！そんなこと言えない！』
『だれにも聞こえないからだいじょうぶ。ねぇ、言って？』
甘えた声で、わざと耳元で囁くと、Aが小さく息をのむ。
『言って？』
もう1度お願いすると、Aは小さな声で、好き…と言ってくれる。
『ぼくもすきだよ。』
同じ気持ちだということに安心しながら、カメラに視線を送り、設定通り笑いかける。
その時、カメラの後ろに、香田が立っているのが見えた。
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あや(プロフ) - ありがとうございました。早速読みました。この先どうなるのかとっても気になります。楽しみに更新待っています。 (2018年3月24日 7時) (
レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、こんにちわ！4章のパスを外しました☆ぜひ、お話を楽しんでくださいね♪ (2018年3月23日 16時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます。待っています。パスな外れる時をドキドキしながら。私も物語の中にダイブしたいです。 (2018年3月9日 19時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - あやさん» あやさん、読んでくださりありがとうございます！思いやれる相手、いいですよね☆パスのついている４のお話は、いま下書き中になっています。準備ができましたら、公開しますね！もう少しお待ちいただけると嬉しいです☆ (2018年3月7日 12時) (レス) id: 78e85aba12 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回楽しみに更新を待っています。この先が、ドキドキです。パスワード教えてください。私も相手のことを思い愛される人になりたい。自分をプレゼントいいなぁ〜 (2018年3月7日 7時) (レス) id: a946e94cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2017年12月18日 1時
