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しほ「 ねぇ大毅くんすごいイケメンじゃない？♡」
さくら「 あ、わかる〜 でも流星くんもよくない？」
しほ「 流星くんは王道イケメンだよね！ Aはどう思う？大毅くん 」
「 あー、重岡？いいんじゃない？ 」
女子との会話は実に面倒くさい 。特にコイツら。
この2人は私を利用している 。
昔から“顔はいい”と言われ 、勉強は学年でも上の方 、運動もそこそこできる私は周りから妬まれた。
そんなに妬ましいのなら 、顔はまだしも勉強や運動を出来るようになる努力をすればいいのに 。
いつもそう思っていたが 、声には出さない 。
そんな日々を送っていた私は 、気づいたら【スクールカースト】といわれるもののトップになっていた。
正確には 、【クラスカースト】といった方が正しいのかもしれない。
基本的に人間に興味がなく 、1人で過ごしていた私にあの二人が話しかけてきたのがきっかけだった。
最初こそ2人と仲良くしようと思ったが 、ある日クラスであまり目立たない女子が
「 なんでこんなことするんですか 、神崎さんって酷いですね 」
と 、私に言った 。私は全く身に覚えが無かった。
「 あの、私何もやってないんですけど 」
「 だって2人が言ってました！神崎さんに命令されてるって 、」
勢いに任せて反撃した彼女は 、そこまで言いかけると“言ってしまった”という顔をした 。
あの2人の名前を出すと 、次はあの2人がいじめに合うのではないかと考えたからだと思う。
そこで私はあの2人に利用されてることに気づいた。
表では私を立てて 、仲良くし 、
裏では誰かを下に見たい 、ストレスを発散したいがために 、私の名前を出し私のせいにして 、クラスの誰かをいじめていたのだ 。
その時私は本心で2人と接し 、仲良くしようとすることをやめた 。
やっぱり人間に興味を持ってもいい事は無いんだ。
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わかりずらかったらすみません...
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作者名：あぼかど | 作成日時：2019年3月26日 17時
