�将� ページ17
私達、ずっと両思いだったらしい。
なんかそれもそれで恥ずかしいね。
二「でもさ、引っ越すんだよな?
...折角俺ら付き合えたのに」
貴「つ、つ、付き合う?!」
二「えっ!!だって、俺ら両思いだろ??」
焦り出す二口。
貴「うん!そうだね」
二「じゃあ...俺と付き合ってください」
まさか、だよね。
こんな日が来るなんて。
貴「こちらこそよろしくお願いします」
二「曖昧は嫌だからな。これくらい俺から言わせろよ」
どうやら
私達は彼カノになったらしい。
今日はビックリすることがありすぎて現実味がない。
頬を引っ張ってみたけど痛い。
やっぱり夢じゃない。
二「あれ?Aんちのおばさんじゃね?」
貴「あ、ホントだ」
二人で駆け寄る。
貴「外に出て、どうしたの?」
母「よかったわね、A!!」
貴・二「??」
二「あ、そういうこと??
おばさん、俺Aと付き合うことになって−−..」
母「えぇぇええ?!ホントに?!A良かったわね!!」
お母さんが私のことをバシバシ叩く。
二「違うんだwww」
母「引越し!しなくて良くなったわよ!!」
えっ、うっそ??
ほんとに?!
貴「ホント?!」
母「なんとかお父さんに交渉してみたの。
そしたら、『Aはもう高校生だしもうすぐ自立しないと行けないしな...』とか言って許可してくれたのよ!!
ホントはこの家貸し出すつもりだったけど、来週から1人暮し頑張ってね!」
まさかでしょ。
ホントに夢みたい。
二「よかったなA!」
貴「あああああ、二口嬉しぃぃぃいいいいいい」
二「おい、鼻水つけんな!!!きたねーだろ!」
嬉しすぎて二口に抱きついてしまった。
涙も止まらない。
母「こらこら、A!堅治くんがこまってるでしょーが!」
母にひき剥がされてしまった。
母「ごめんねぇ、堅治くん。こんな夜まで引き止めて。お母さん心配するだろうから、今日はもうお帰り〜」
二「俺は大丈夫ッス!それより、Aといたい...っつーか..あああ、いや!なんでもありません!!」
母「あっれー、そういえば、明日学校休みじゃない??部活も休みだったわよねー」
ニヤニヤした顔で言うAのおばさん。
二「つまり..?」
母「堅治くんがいいなら、泊まってっていいわよーってこと」
二「え、マジすか!!じゃあ、遠慮なくー」
貴「勝手に部屋にあがるなーーーー!!!」
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作者名：暁ｴﾏﾅ | 作成日時：2016年8月23日 7時
