学生×幼馴染み×平松賢人 ページ10
・・・おっそい。
僕、高校生の平松賢人はいま幼馴染みのAを待ってます。
「ごめん!賢人!部活が長引いて・・・」
「ううん!全然待ってないよ!」
・・・嘘。
できるだけ、Aの前ぐらいではカッコよくいたい。
帰りの電車に乗るため、駅へ向かう。
「♪〜!聞く?」
と片方のイヤホンを僕に渡す。
1度立ち止まって歌を聞いてみた。
「これね、お気に入りなの!」
とニコニコするAは可愛いかった。
駅に着き、電車に乗って揺られていると右側にいるAがコクンコクンとしながら寝かけている。
そんな仕草も可愛いと思いながら、「肩貸すよ?」と言うと僕の肩に体を預け夢の中に入ってしまった。
「好き・・・だなぁ。」
はっ!聞かれたかな?
「Zzz・・・」
大丈夫ですね。
好きっていう言葉じゃ足りない。
でも、溢れてきて、僕の心はずっと痛いまま。
早く言わなきゃ・・・
《次は・・・》
「A。着いたよ。」
「う・・・ん」
目を擦っているが、まだ眠たそう。
「ほら。」
としゃがむとAは躊躇しながらではあるが僕の背中にのった。
いつもはもう帰らないとお母さんに怒られるけど、少しでも長くAといたいから。
「賢人ぉ・・・あのねぇ・・・」
Σ(OωO )いきなり起きた。
「友達とさ、色々あってね・・・」
とポツリポツリと僕に相談をしはじめた。
「もう、どうしたらいいのかわかんないや。」
とAが弱々しくつぶやいた。
「・・・重すぎて抱えきれないならさ。僕と半分こにしようよ。」
僕は何でこんなことを言ったのか分からない。けど・・・
「ハハッ笑なにそれ!」
君が笑顔になれたならいいや。
そんな君は、時々強がって。素直じゃなくて。我が儘で。すぐ拗ねる。
けど、君が笑ってると僕もつい笑っちゃうんだ。
この僕の気持ちを、いつか君に・・・
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かぴばら。(プロフ) - ひりゃまちゅさん» リクエストの分は続編にかきました!ご覧下さい!遅れてしまってすいませんでした! (2017年3月20日 21時) (レス) id: bf17e08806 (このIDを非表示/違反報告)
かぴばら。(プロフ) - ひりゃまちゅさん» コメントありがとうございます!最高とかめっちゃ嬉しいです!リクエスト了解しました!あ、それと片思い設定にしますか?それとも両片思い設定にしますか? (2017年3月13日 22時) (レス) id: bf17e08806 (このIDを非表示/違反報告)
ひりゃまちゅ(プロフ) - コメント遅れてごめんなさい!!めっちゃいいです!!もぉ最高です!!またまたリクいいですか??笑。賢ちゃんと幼なじみお願いします! (2017年3月13日 22時) (レス) id: b66678a197 (このIDを非表示/違反報告)
かぴばら。(プロフ) - 咲亜さん» おはようございます!問題点が無ければ良かったです!またリクエストよろしくお願いします!ありがとうございました! (2017年3月9日 6時) (レス) id: bf17e08806 (このIDを非表示/違反報告)
咲亜(プロフ) - 問題点なんてありません!!ありがとうございます!! (2017年3月9日 6時) (レス) id: aa83515243 (このIDを非表示/違反報告)
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