ＢＭ×短編集【BOYSANDMEN】

2人で×夏×平松賢人version【ひりゃまちゅさんリクエスト！】 ページ32

「「コケ落ちねぇ･･･てかあちぃ･･･」」







真夏の激アツな太陽の下。





とある学校のコケだらけのプールでコケを落とすものが僕を含め2名。









同じクラスの寺島A。





僕と同じ日、同じ理由で遅刻した子。






それが理由で仲良くなって今では、Aちゃん、賢人くんって呼び合う仲。







そして今日。遅刻した罰でプール掃除をしている。









「去年もこんなんだったわ･･･」







そう言いながら汗を拭い、一生懸命デッキブラシで擦るAちゃん。









「え！去年もだったの？」







「そーなの。今回と同じ理由でね。」









ちなみに、理由は《寝坊》。





人生で誰もが通る道。




よりによってプール掃除の罰の時にしちゃうなんてね。









「やっぱり水だけじゃ取れないね。洗剤、洗剤は･･･っと。」







「賢人くーん！そこにあるよ！」









そう言って僕側のプールサイドにある洗剤を指す。









洗剤を撒いて、デッキブラシで擦るとみるみるうちに落ちていく。









「うわぁ･･･すご･･･」








感激してる僕を見て、微笑むAちゃん。








すると、Aちゃんはホースから水を出して遊び始めた。









「見て！賢人くん！虹！」









凄く嬉しそうに虹を眺めるAちゃんを見ると、何故か胸がキューッってなる。







この姿だけじゃない。一生懸命に掃除してる姿も、水で濡れて笑ってる姿も、「賢人くん！」って僕に笑いかけてくれる姿も、日常の勉強してる姿、くだらないことで笑ってる姿も。









どのAちゃんを見ても胸がキューッってなるんだ。









でも、何故Aちゃんを見ると胸がキューッってなるのかを知るのはまだまだ先のお話だったりする。










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ひりゃまちゅさん！こんな感じでどうでしょうか？


何か、問題があればコメント欄にお願いします！

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