学ランのシルバーさんと探偵の私。 (ページ2)

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探偵さん。ページ2

『またもや解決！』

『女子高生名探偵！櫻井和奏！』

と大きな見出しの新聞が届く。

「･･･ったく。そんな大袈裟な･･･」

そう呟きながら朝からコーヒーを飲む。

今日は、テレビの収録がある。

なんか超能力者との対決？みたいな。

ゲストにBOYSANDMENさんが来てくれるらしい。

超能力なんてあるわけないのに･･･

そう思いながら、重い足取りで学校に向かった。

「おはよう！名探偵！」

と肩に手を置くのは、友達の美海(みゆ)。

「うっさい。」

手に置かれた手を軽く叩くと、オーバーに痛ぁい！とリアクションする。

「いいじゃん！有名人！」

「別に、有名人になるためにやってんじゃないの。被害にあった人、その家族のためにやってるの。」

「はいはい。そうでしたね。」

自分から聞いてきたくせに、面倒くさそうに答える美海。

なんなんだよ。もう。

面倒くさい奴だな。と思いながら授業を受け始めた。

そして、1日が終わりテレビ局へ向かう。

今から収録か。

「櫻井和奏さん入りまーす。」

「よろしくお願いします。」

「BOYSANDMENさん入りまーす。」

「「「よろしくお願いします！」」」

「では、3、2･･･」

ジェスチャーで、1、どうぞ。と合図をし･･･収録が始まった。