吸血鬼…？(赤×黄) (ページ2)

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俺は吸血鬼。もちろん正体を隠している。人間の生活に慣れるために苦手なことを克服してきた。

何故なら人間を無闇に襲わないためだ。
慣れておかないと凶暴化してしまい、そこらじゅうの人間の血を吸い荒らしてしまう。あるいは、殺してしまう。

俺は、そんな自分が嫌いや。
吸血鬼になんて、生まれたくなかった。

淳「重岡ー大丈夫かー」

重「…はい！寝てません！！」

淳「いやそれはわかるけど。ぼーっとしとるから眠いんやったら顔洗ってきぃ」

重「大丈夫でーす」

俺は淳太が好きだ。
綺麗な顔、肌、スタイル、全てが愛おしくて笑った時の顔が可愛い。
それに、美味しそうな匂いがする。
他の誰からも感じない特別な匂い。
俺のものになればなぁって思っちゃったりする。

淳「はい。授業ここまで。」

「っっしゃーー！！！昼休み！！」

「学食行こーや！！」

重「淳太ぁー！！飯ー！！！」

淳「はいはいわかったわかった」

俺だけの特権！！
毎日昼休み一緒にご飯を食べること！！
何とか頼み込んでやっと許して貰えたんよ！
俺の唯一の楽しみ♡

え、俺の他に吸血鬼おらんのって？？
昔はようおったみたいだけど今は全くおらんみたいで全然会ったことない。多分探せばおるんとちゃうかなぁくらい。

ただ吸血鬼の知り合いもおるし、吸血鬼が集まるような場所や専用の医療機関とかもある。もちろん極秘やけどな。