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翌朝、学校へ行こうと家を出ると、ちょうど神山くんが通り過ぎた。
貴方「あ、神山くん！」
神山「おー、Aちゃんやん^ ^ おはよ！」
貴方「おはよう^ ^」
神山「お、よしよし、敬語抜けてきたな！」
無礼だとは思いつつタメ口で挨拶すると、神山くんはそう言って笑った。
そして自然と2人で登校することになった。
緊張するわ〜！と思って隣をチラ見すると、楽しそうにしゃべってる神山くんが一匹。
かっこいいわほんま…
神山「…Aちゃん？」
私を呼ぶ声が聞こえるのとほぼ同時に、神山くんが私の顔を覗き込んできた。
貴方「ぅわ！//」
神山「え、びっくりした！大丈夫？笑」
恥ずかしいわーもう！
なんちゅう声出してんの私。泣
神山「Aちゃん顔赤いで〜。笑」
…この人絶対確信犯やわ。
自分がイケメンなことわかってるから。
憎たらしくて、神山くんをキッと睨みつけた。
…あれ？でも神山くんもなんか顔赤い。
神山「なんやあんた、人の顔をまじまじと見て。」
貴方「気づいてる？神山くんも顔赤いで〜。笑」
神山「絶対嘘やわー。絶対俺赤くなってないやろー。好きとかでもないのに！」
ゔっ…
傷つくぜ神山さん…
私のこと好きとかないってわかってたけどさ！
さすがに本人に言われちゃ傷つくわよ…
神山「…なんてな。ごめん、今の嘘。Aちゃんのことめっちゃ好きやで。」
貴方「っえ？」
神山「だから、Aちゃんのことめっちゃ好きやでって。」
しっかり聞き取れてるのに理解ができひん。
だってまさかそんなことあるはずないやん…
神山「おーい、聞こえてる？めーっちゃ好きやで。」
貴方「…えっと……それってどういう…？」
そうやん、落ち着け私。
友達として、後輩として好まれてるんやろきっと。
断じて私と同じ気持ちなんてこと…
神山「俺の彼女になってずっと一緒に居ってほしいなっていう好き。」
みるみる顔の赤さが増していくのがわかる。
そしてなぜか視界がぼやけて胸が苦しくなる。
神山「え？！泣いてるん？！ちょ、ごめん…でもこれは本気やねん。」
貴方「な、泣いて、ない！えぇと、私も神山くんの彼女になって、ずっと一緒に居たい、です…//」
心配そうな顔をして私の頭を撫でてくれてた神山くんは、とても驚いた顔をした。
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作者名：ちゃーりー | 作成日時：2015年11月24日 22時
