six ページ8
ふぅ、やっとバイト終わった…
もう夜の10時半。
家に到着したけど、今日は照史くんはいなかった。
ーーー翌日ーーー
貴方「いってきまーす！」
用意をして家を出た。
？「あ、A！」
貴方「！」
後ろから呼ばれた優しい声に振り向くと、照史くんがいた。
貴方「照史くん！おはよう^ ^」
桐山「おはよ^ ^ 昨日バイトお疲れ様！」
照史くんにそう言われたのが嬉しすぎて今にも飛び立ちそうだった。
貴方「照史くん今から仕事？」
桐山「うん！」
貴方「そっか、がんばってな^ ^ 」
桐山「おう^ ^ 」
一緒に歩いてると、矢野の姿が見えた。
今は見つかりたくないな…
せっかく照史くんと会えたし…
桐山「くしゃみ…出そぅ…ぶぇっくしょぉなか減ったぁ！！！」
照史くん…いや桐山。
なにしとんねん！泣
…あ、気づいてない。よかった…
桐山「ほな俺あっちやし行くな^ ^ ばいばーい♪」
貴方「ばいばい^ ^ 」
ーーー教室にてーーー
カナ「いよいよ今日ですね、Aさん。」
貴方「はい…」
カナ「練習はあるん？」
貴方「あるよ〜」
そう、練習の後に一緒に帰るのだ。
部員にどんだけひやかされるやろうか…
想像しただけで嫌になっちゃう。
だって私には照史くんが…//
カナ「妄想女。」
貴方「なっ！もうすぐ妄想じゃなくなるもんねー。実現するもんねー。」
カナ「返事まだやろ？そんな自信満々でいいん？」
貴方「どうせ振られるけど、可能性を信じる！」
ネガティブな私を照史くんに見られたくない。
だって照史くんは明るいから、それに釣り合う明るい人間になりたいもん。
ーーー練習後ーーー
いよいよ矢野と帰宅…
帰る支度を終えると、矢野が現れた。
矢野「おう、帰ろか。」
貴方「うん…」
他の部員たちには「急いでる！」と伝えて先に帰った。
矢野「今日は暑かったなー…」
貴方「うん…」
暗そうにしないと…退屈と思わせるほど暗そうに…
矢野「もうすぐテストやな。嫌やわ〜」
貴方「うん…」
矢野「ごめん、俺なんかと帰ってもおもんないよな…」
ちがう！そうじゃなくて私のことをおもんないと思ってくれ…！
貴方「ううん…」
矢野「俺と付き合うのは、やっぱ無理？」
貴方「うん、ごめん…」
矢野は少し視線を落とした。
矢野「じゃあ…」
なんとなく視線をあげた矢野の目がこわく感じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃーりー | 作成日時：2015年3月29日 21時
