事情聴取 ページ4
考え込んだ小瀧くんが少し恥ずかしそうに私の目を見る。
小瀧「…付き合ってみる？//」
貴方「えっ…？」
びっくりしてこれ以上言葉が出てこなかった。
貴方「……今会ったばっかりやし…////」
小瀧「そらそーやな！笑 じゃあ友達になろ^ ^」
貴方「うん！それなら…」
こうしてさっき出会った私たちはお友達になったのでした。笑
キーンコーンカーンコーン…
小瀧「うわ、予鈴や！はよ教室戻ろ！上村さん何組？」
貴方「一組！」
小瀧「一番奥の教室か！笑 がんばって間に合えよ！笑」
私に合わせたスピードで隣を走ってくれる小瀧くんの笑顔はとても綺麗だった。
この人、本当にいい人なんやろうな…
小瀧「あっかん、間に合わん！；ちょっとごめんやで！」
そう言って小瀧くんはまた私を担ぎ上げた。
貴方「え？ うっわぁ！」
小瀧「ほら速い！笑」
確かに速いけど…また注目浴びてるし！泣
ちょうど本鈴が鳴り出した頃に小瀧くんは私を一組に届けてくれた。
貴方「ありがとう；」
小瀧「おう！今日はごめんやったで；ほんじゃまたな〜」
小瀧くんはそう言って手を振りながら三組へ入った。
そしてすぐに授業が始まった。
ーー50分後ーー
キーンコーンカーンコーン…
ユリ「A！」
貴方「は、はい…；」
ユリ「無事？」
貴方「うん。泣」
ユリちゃんと話そうとすると、私の周りに続々と女の子が集まってきた。
女たち「付き合ってんの？」
貴方「ちがっ」
女たち「じゃあなんであんないい感じなん？」
そんなん私にもわからん…
言葉に詰まってうつむいていると、ユリちゃんに手を引かれた。
ユリ「私も気になるけど、無理矢理聞くの止めへん？」
女たち「そやな…気になるけど無理矢理聞いてのんちゃんに嫌われると思うときついわ。笑」
リーダー的な子のこの発言により私の周りを囲っていた女の子たちは席へ戻っていった。
よかった〜！泣
貴方「ユリちゃん、ありがとう！泣」
ユリ「いえいえ！(コソッ)あとで私にだけ教えなさい☆」
貴方「うん；」
そうこうしていると昼休みになった。
ユリ「A、食堂行こ！」
貴方「うん！」
食堂へ向かう途中、ずっと小瀧くんのことを聞かれた。
何回も「付き合ってーや！」と言われた；
初対面やのに？；
とりあえずこれからやって言っておこう。笑
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作者名：ちゃーりー | 作成日時：2015年2月26日 22時
