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ご対面 ページ3

小瀧くんはニコニコしてたけど、チラチラと周りを気にしている様子だった。


逃げたいのかな?



なんて考えていると、ユリちゃんが消えていることに気がついた。




貴方「ユリちゃん…?」


ユリ「A!ここやで〜☆」




ユリちゃんはちゃっかり人だかりの中に入っていた。


ユリちゃん結構流行りとかイケメンとか好きやし仕方ないか…;




ユリ「こっちこーへんの?よく見えるで!」


貴方「トイレ行ってくる!」




私はそう伝えて人だかりを通り過ぎた。


ーーーと思ったその瞬間、いきなり背後から担ぎ上げられた。




貴方「え?! え?!」


?「(コソッ)ごめんごめん、許して!」




まさかとは思ったけど、私を担ぎ上げた人はあの小瀧くんとやらだった。




女たち「あー、どこいくんーっ!?のんちゃーん♪」


貴方「ほんまや! どこ行くんですか?!」


小瀧「わからん!とりあえず知り合いってことにして!;」




なんで私巻き込まれてるの?!


こんなモテ男に担ぎ上げられたらもう女の子全員敵にまわしたようなもんでしょ。泣


ちなみに今、小瀧くんの肩に私のお腹がある状態です。

それで走られているのでとてもお腹が痛いです。泣

腹ドン腹ドン。泣


一応落ちないように両手で持ってはくれてるけど…


あっという間に屋上についた。


そして小瀧くんはゆっくり私を降ろしてくれた。




小瀧「大丈夫?」


貴方「大丈夫;」




どうしよ、めちゃくちゃイケメンやん…////




小瀧「俺、小瀧望。いきなり誘拐してごめんな;」


貴方「い、いえ;私は上村A。」


小瀧「知ってるで!上村さんめっちゃ人気やもんな^ ^」


貴方「え、誰に人気?!;」


小瀧「そりゃもうあっちこっちの男が噂してるよ。笑」




そ、そうなん?私って噂されてるん?;


全然知らんかった…




小瀧「上村さんなら誘拐しても怒らなそうやったし、女たちも嫉妬できひんと思って。笑」


貴方「怒らへんけど嫉妬されるよ;」


小瀧「嫉妬しよるか?こんな他の人と釣り合わんぐらい可愛い子相手に。」




こ、小瀧くんはサラッと言うタイプなんや;

他の人と釣り合わんぐらい可愛いなんか初めて言われた…////




小瀧「俺のせいで上村さんが嫌がらせされるのは可哀想すぎるしなぁ…」




小瀧くんは少しの間考え込んだ。

事情聴取→←友達のユリちゃん



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作者名:ちゃーりー | 作成日時:2015年2月26日 22時

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