優しい王子様小瀧望 (ページ17)

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ヒーローページ17

パニックになりながら腕を引いた人を見ると、望だった。

貴方「の、ぞむ…？泣」

望は私を抱きしめて頭を撫でた。

小瀧「痛いとこないか？気分悪くないか？」

貴方「うぅ、ない…」

小瀧「よしよし、ちょっとユリちゃんのとこいててな。」

そう言って望はユリちゃんの元へ私を預けた。

そして望の登場に焦る女の子たちは震える脚で逃げようとした。

小瀧「どこ行くねん。全員一列に並べ。男も。」

この一言で全員軍隊のように素早く並んだ。

小瀧「まず女ども。二度と俺とAの前に現れんな。そんで関わるな。」

女「はい…」

小瀧「Aに謝ったらさっさとどっか行け。」

望がそう言うと、女の子たちは私の前に一人ずつ現れ、謝って帰っていった。

めっちゃ望に従順…；

女の子たちが私に謝ってる間に、望は男たちをボコボコにしてた。

小瀧「お前らなんかがAにさわれると思うなよ？！俺の女じゃ！わかったか！」

男「は、はぃっ、うぐ…」

小瀧「食らったやつからAに謝ってどっか行け。二度と関わんなよ！」

女の子たちの謝罪が終わると思ったら、望の指示で男たちがやってきた。

疲れた…；

半分寝ながら謝罪を聞いてると、いつの間にか終わってた。

ユリ「Aごめんな。もう絶対一人にしいひんから。」

小瀧「俺のせいでこんな目に合わせてほんま申し訳ない。」

貴方「二人のせいじゃないよ；」

小瀧「そのぶんちゃんと守るから…まだ俺と付き合ってくれる？；」

貴方「もちろん！」

小瀧「よかった…」

昼休みももう終わるころだったので、三人で教室へ戻った。