ピンチ ページ16
ーーー昼休みーーー
私はいつも通りユリちゃんと食堂に行こうと教室を出た。
すると望が廊下にいた。
小瀧「おっす// 変なやつに絡まれたりしてへんか？」
貴方「してへんよ；」
小瀧「そうか^ ^ ほんじゃまたな！」
貴方「うん、ばいばい^ ^ 」
ふとユリちゃんの方を見ると、極限までニヤついてた。
ユリ「(コソッ)ええやん、ナイスカップルやん。ニヤニヤ」
貴方「そーかな…//」
なんかすごい照れくさいけど嬉しい…
食堂に到着し、食料を買って席を確保した。
するとユリちゃんがバレー部の子に呼び出されてしまった。
ごめんな！とだけ言いユリちゃんは去っていった。
最近ほんまに忙しそうやな…試合近いんかな？
一人で昼食をとり、さっさと食堂を出ると、女の子たちが待ち構えてた。
女「ちょいちょい。お姉さんのんちゃんと付き合ってんの？」
貴方「いや、知らん。」
私がそう言って通りこそうとすると女の子に羽交い締めされた。
そしてリーダーっぽい人が私の首元の髪をかき上げた。
女「ほんじゃこれ誰の？」
貴方「か、れし…」
女「彼氏って誰？」
貴方「なんで？」
女「今朝もまたのんちゃんに担がれてたやん。なに、浮気？」
あーもう、めんどくさい！
女「どうなん。」
貴方「小瀧くんとは何でもない。友達。」
女「なんや〜、ほなよかった。」
女「おーい、いいよー。」
女の子たちがぞろぞろと帰っていくのと引き替えに、男の子たちがぞろぞろとやってきた。
貴方「え、なに？」
女「あんたが目障りやから学校これんようにしてあげる。」
男「最後のスクールライフになるんやろ？それなら俺らと思い出残そ////」
気持ち悪い…！
変質者やん…
まぁ逃げればこっちのもんやな…
と思って他の進路を探すと、全て帰ったはずの女の子たちでふさがれていた。
ーーほんまにやばい…
背筋がゾッとしたのを感じ、その場にへたり込んでしまった。
そして男たちが近づいてきた。
こわい…夢であってほしい…
ぎゅっと目を瞑り、頭を抱えて小さく丸まった。
ユリ「A？！どこ？！」
どこかからユリちゃんの声が聞こえてきた。
幻聴？本物？
本物と信じて私は叫ぶ決意をした。
すると誰かに腕を引かれた。
バレると思って私を隠すために女の子が引っ張ったのか、男がいよいよ私に触れたのか、
それとも誰かが助けてくれたのかさえわからなかった。
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作者名：ちゃーりー | 作成日時：2015年2月26日 22時
