王子の自己紹介 シンデレラside ページ10
私は今日もごはんの買い出しをしに街へ来ている。
今日はいつもより買うものが少なく、買い物がすぐに終わった。
あーあ、すぐ終わっちゃった…あの家にはできるだけ帰りたくないのに。
しぶしぶバス停に向かって帰っていると、少し年上っぽい男性が声をかけてきた。
はじめは人違いかナンパかと思ったけど、荷物を運んでくれた親切な人だった。
セバスさんって言うらしい。
バスの中でセバスさんのことを考えていた。
かっこいい人だったな…
誰にでもあーいうことできる人なのかな…
また会えるのかな…
…でも私には程遠いな……
あっという間に家に着いてしまい、ご飯の支度をした。
継母「シンデレラ、今週の日曜日、私たちは舞踏会に行くから晩御飯はいらないわ。」
義姉1「私たち帰り遅くなるから。」
義姉2「綺麗に掃除しておくのよ。」
シンデレラ「はい、わかりました。」
ずっと帰って来なきゃいいのに。
はやく日曜日にならないかな…
屋根裏部屋へ行き、寝た。
日曜日まであと3日…
日曜日まであと2日…
日曜日まであと1日…
私は少し舞踏会に憧れている気持ちを押しつぶしてカウントダウンをした。
そして日曜日の夜、継母たちが舞踏会へ行った後、私は信じられないものを見た。
?「ビビデバビデブー!」
シンデレラ「え?」
?「(コソッ)魔法使いよ☆」
シンデレラ「は、はぁ…」
うさんくさい…魔法使いなんているはずないし…
魔「舞踏会、少し行きたくない?」
シンデレラ「べ、べつに…」
魔「素直になりなよ〜。おりゃ!」
この魔法使いに何をされたのかはわからないけど、私は眠っていた。
そして気がつくと私がドレスアップされていた。
シンデレラ「ちょっと!?」
魔「あら、目が覚めたのね^ ^」
シンデレラ「私いつの間にこんな姿に…」
魔「私の魔法よ♪ このガラスの靴を履いて舞踏会に行っておいで。」
どこにあったのかわからないけど、私の足にぴったりのサイズのガラスの靴を差し出された。
シンデレラ「舞踏会って…どこ?」
魔「外に用意してあるカボチャの馬車に乗ったら勝手に連れて行ってもらえるよ。」
シンデレラ「ありがとう、魔法使いさん^ ^」
魔「えぇ、でもこれだけは守りなさい。夜の0時になったら絶対に舞踏会から帰るのよ?」
シンデレラ「わ、わかりました。」
私は用意されていたカボチャの馬車に乗り込み、舞踏会へ連れて行ってもらった。
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作者名:ちゃーりー | 作成日時:2014年11月25日 22時