王子の夢 ページ5
俺は寝ている間、夢を見た。
ーーー見知らぬ場所に俺が突っ立っていて、その目の前で一人の女の子が泣いている。
どうしたんだろう?俺より年下かな?なんて言う子なのかな?
王子「大丈夫?君の名前は?」
?「私は誰からも愛されないシンデレラ。もういじめられるのはつらいの。」
王子「いじめられる?誰に?」
?「義姉や継母に。」
王子「そんなにつらいなら、俺の家に来るかい?」
俺が夢の中でそう聞いてみると、シンデレラは驚いたように顔を上げた。
え、超可愛い…////
?「それはできないわ。あなたみたいな素敵な方の家に行くと義姉たちに妬まれてしまう。」
王子「ずっと俺の家にいたらいいじゃないか。」
?「ありがとう。気持ちだけ受け取っておくわ。私もう行かなきゃ。」
そう言ってシンデレラが走り去っていった。
ーーーここで目が覚めた。
シンデレラ、か…
なんだかリアルな夢だったな…
セバスが運んでくれた茶菓子をつまんでから、筋トレを少しした。
お菓子を食べた後は必ず少しでも筋トレをすることにしているのだ。
シンデレラ…シンデレラ…
頭の中はシンデレラのことでいっぱいだった。
あーだめだ。筋トレがはかどらない。
仕事すれば集中できるかもしれないな。
俺は明日の分の仕事をすることにした。
案の定、仕事をすることでシンデレラを忘れることができた。
明日の分の仕事も終えたので、自分へのご褒美として再び眠った。
今回はシンデレラではなく力士が夢に出てきたのであった。
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作者名:ちゃーりー | 作成日時:2014年11月25日 22時