王子の婚約 ページ16
セバスに気づいたAは、慌てて俺を押しのけて起き上がった。
セバス「おっと失礼。シンデレラ様、こちらでよろしかったですか?」
シンデレラ「は、はい;////」
セバス「それでは、出発します。」
10分ほどで俺の家に到着した。
メアリー「おかえりなさいませ!お二人ともこちらへ^ ^」
シンデレラ「あなた、どこかで…あ!魔法使いさん!」
メアリー「バレました?まぁこちらへ来てください☆」
メアリーは俺とAを化粧室へ連れて行った。
そして俺たちに正装をさせ、ものすごい早さでヘアメイクを済ませた。
メアリー「シンデレラ様、メイクのしようがないほどお綺麗ですね…」
シンデレラ「そんな…ありがとうございます;」
王子「さ、父に会いに行こうか。ありがとうメアリー。」
シンデレラ「あ、はい!ありがとうございました!」
ちょこちょこついてくるAはたまらなく可愛かったけど、エスコートすることにした。
男だからな☆
Aに歩幅を合わせ、軽く手を引いて歩いた。
王子「あの一番奥の部屋が父の部屋だ。心の準備は大丈夫か?」
シンデレラ「え、えぇ…」
俺はAのおでこにキスをした。
王子「よし、行くぞ!」
父の部屋の扉を開けると、大きなソファに父が座っていた。
父「よく来てくれた。座ってくれ。」
王子「はい。」
シンデレラ「し、失礼します。」
父の向かいのソファに俺たちは並んで腰掛けた。
父「おぉ、これはものすごい美女を…」
王子「私はこの女性と結婚します。」
父「了解した。式は今日でも良いか?^ ^」
この父親は本当に若くて綺麗な女性が好きだな…
微笑んでいるところなんて久々に見た。笑
シンデレラ「はい。」
王子「それでは失礼します。」
二人で父の部屋を出て俺の部屋へ行った。
すると婚姻届が置いてあった。
きっとセバスが用意していたのだろう。
素早く二人で書き上げ、すぐにAを抱きしめた。
王子「今から夫婦だ。よろしくな!」
シンデレラ「うん////」
俺は式の準備、Aは父と実母へ知らせの手紙を書いていた。
それにしても本当にAと夫婦になれるのか…
まだ信じられないな…
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作者名:ちゃーりー | 作成日時:2014年11月25日 22時