検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:9,891 hit

王子の訪問 ページ14

翌日ーーー



朝食を食べ終え、庶民的な服を着てガラスの靴を持ってバス停へ向かおうとした。




メアリー「王子、バスに乗りまくって探し当てるつもりですか?」


王子「あぁ。」


メアリー「私、彼女の家知ってるんですから聞いてくださいよ。笑」


王子「そ、そうか!昨日Aを迎えに行ってくれたんだったな。」


メアリー「はい。でもホウキの二人乗りは違法行為なので住所だけ教えますね。←」




ホウキ二人乗りするやつがどこにいるんだよ…

でもいるから法律で禁止されているのか…。←


メアリーはAの住所や簡単な地図を書いてくれた。




王子「ありがとう。それじゃ行ってくる。」


セバス「王子、指輪はまだいらないのですか?」


王子「あー…でも指輪のサイズわからない…」


セバス「婚約指輪としてこれを持って行ってください。」


王子「これは?」


セバス「王子が生まれてすぐ王様が購入したものです。『この子の嫁に』と言って。」




準備早すぎだろ…。笑




王子「ありがとう。持って行くよ。」




セバスとメアリーに見送られ、俺はバス停へ向かった。


この住所だと、もう来るバスに乗るんだな…



バスに乗って地図を暗記し、Aに会ってからのシミュレーションをした。


まずガラスの靴を渡して…指輪を出してプロポーズ…


シンプルだなー…でもシンプル is best って言うしな…


まぁいいや、こだわったことして断られたらショックだし。←



そしていよいよ4駅目に来た。


下車すると大きな家がひとつだけ100mくらい先に見えた。

あれだろうな…


大きな家まで歩くと、思っていた通り大きな門があった。


俺は躊躇なくインターホンを押した。




?「どなた?」


王子「シンデレラはいますか。」


?「どなた?」


王子「…通りすがりのものです。シンデレラと名前の書かれた落とし物を見つけました。」


?「そうですか。門を開けるので玄関まで来てくださる?」




キィィ…


門が開いたので言われた通り玄関まで行った。




継母「まぁ男前だこと。わざわざどうもありがとう。落とし物って何かしら?」


王子「このガラスの靴を…」


継母「んまぁ綺麗な靴!」


義姉「「ママどうしたのー?」」


継母「二人とも、この靴履いてみて!シンデレラのだから履けたらあなたたちにあげるわ。」


王子「え…」




義姉たちは必死でガラスの靴を履こうとしていたが、サイズが全く合わないようだった。

王子のかけおち→←王子の決意



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:シンデレラ , 王子 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃーりー | 作成日時:2014年11月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。