王子の決意 ページ13
メアリー「あ、これはあの子の靴ですね。どうします？」
王子「渡しに行く。そして嫁にもらう。」
メアリー「まぁ！お決めになられたのですね！？」
メアリーは父の部屋にすっ飛んで行った。
俺はガラスの靴を手にして再び部屋へ戻った。
ベットにダイブすると、Aを抱きしめた時の感覚が蘇った。
小さかったな…
フイット感がすごかったな…
いい匂いしたな…
柔らかかったな…
早く会いたい。早く結婚したい。
…でもAも俺を好きとは限らない……どうしよう…
会って確かめるしかないか！
明日Aを探しに行くため、今のうちに明日の分の仕事をはじめた。
すると父が俺の部屋にやってきた。
父「チャーミング！相手、誰だ！？」
王子「お帰りになられました。明日連れてきますから。」
父「帰った？」
王子「はい。家でしなければならないことのある女性なので。」
父「ということは、召使いを雇っているほどの金持ちではないのだな。」
王子「はい。家庭的な女性です。」
親父は俺の婚約相手が決まったため、舞踏会を終わらせた。
終わりということで、一応俺もメイン会場へ行った。
父「本日はお集まりいただきありがとうございました。お気をつけてお帰りください。」
父は前で挨拶を済ませると、そのままセレブたちと話に行った。
きっと「また来てください」とか言ったり、世間話したりしてるんだろう。
みんなが帰り、俺は部屋に戻った。
明日もAに会えると思うと心が弾んだ。
でもどうやったら会える？
あのとき送ったバス停から４駅目で降りるのはいいが、どのバスかわからない。
いくらでも探しに行くけど、どうすれば効率よく早く見つけられるだろうか。
明日の分の仕事を半分ほど終え、俺は寝た。
もちろん、楽しみすぎてすぐに眠れなかったけど。
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作者名：ちゃーりー | 作成日時：2014年11月25日 22時
